2011年11月8日(火)付


スキーの礎築く優勝旗 昭和18年に開催 安曇野市の小林さん寄贈
 ことしは長野県にスキーが伝来して100
年。
 小谷村にスキーを伝えた小谷温泉の故山田寛さんの孫で、日本の山岳スキーの第一人者として国内外で活躍している山田誠司さんにこのほど、同村中土出身で安曇野市穂高在住の小林正直さん(83)から、小谷温泉奥の大渚山で昭和18年に開催された「大渚山スキー大会」の優勝旗が寄贈された。山田さんは「地域のスキー発展の象徴となる貴重な優勝旗。大切に有効活用したい」と話している。
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11月の一覧
厄よけ伝統に触れる 八坂覚音寺で火祭り
 大町市八坂の藤尾山覚音寺(與儀龍祥住職)は6日、秋の火祭りを市八坂支所近くのアキツ前広場で行った。県内外から多くの信者らが訪れ、ヒノキを焚いてできたおきの上をはだしで歩き、厄払いや厄よけ効果がある伝統に親しんだ。
 結界した10b四方内で行われた。祭壇のろうそくの火から採灯し、長さ5bほどのおきを作った。信者たちは、願いなど唱えながらゆっくりと足を進めていった。
 火祭りはことしで15年目を迎える。県外からも多くの参拝がある。ことしは横浜から団体の参加もあった。
 與儀住職は「地域住民の幸せや地域の安全を」と燃える炎に願いを込めた。
優勝はダンディーズ 社ソフト閉幕式 震災義援金託す
 大町市の社ソフトボール連盟(中島登美雄会長)は3日、31回となる本年度の閉幕式と納会を大町温泉郷黒部観光ホテルで開いた。6チームが10試合を競い、2チームが8勝2敗で並び、直接対決で、ダンディーズが優勝した。
 閉幕式では、メンバーから集めた3万2100円を東日本大震災の復興に役立てる義援金として、牛越徹市長に託した。
中島会長は震災に触れ「ソフトができるありがたさをことしほど感じた年はない。ソフトを通じて仲間をつくり、終えられたことを感謝したい」とあいさつした。
コスモス2年ぶり優勝 松川村早起き野球閉幕
 松川村早起き野球連盟(大澤浩会長)は5日、第37回大会閉幕式を村すずの音ホールで開いた。チーム「コスモス」が今シーズンのリーグ戦を制し、2年ぶりの優勝に輝いた。
青沼宏和監督は「若手とベテランが持ち味を出し、攻守のバランス良くプレーができた。来季もけががないようがんばりたい」と喜びを話した。
大会は出場5チームが5月から、総当たり2回戦で試合を展開。昨シーズン優勝チームの「M Style」が準優勝した。
大澤会長は閉幕式で、今季限りで勇退する考えを示し、「今シーズンもけがなく無事終了できた。10年間ありがとう」と感謝を述べた。
池田クラブAダブル優勝 池田町早起きソフト閉幕
  池田町早起きソフトボール連盟(曽根原操会長)は5日、第27回大会閉幕式を町福祉会館で開いた。今シーズンは池田クラブAが、リーグ戦と選手権大会を制し、ダブル優勝に輝いた。
同チームは30代以上の選手20人が所属。最年長のエース・薄井治選手を防御の要に、打撃力に優れたプレーで勝利を重ねた。窪田博茂監督は「チーム一丸となってプレーし優勝できた」と喜びを話した。
リーグ戦大会は出場5チームが5月から7月まで、総当たり2回戦で試合を展開、勝率を競った。10月には加盟チーム以外を交えた選手権大会が開かれ、7チームによるトーナメント戦が行われた。
「愛と優」書道パフォーマンス 白馬村文化祭 成果発表
 白馬村のウイング21を会場に6日まで白馬村文化祭が開かれた。公民館を活動拠点に、地域で活動するサークル・グループなどの学習団体が、日ごろの活動の成果を発表。多彩な催しが行われ、多数の来場者でにぎわった。
 5日は同村の日本教育書道連盟公認教授・山田翠慧さん主宰の書道教室「白馬良い書」で学ぶ小中学生の書道キッズ27人が、書道パフォーマンスを披露。東日本大震災や県北部地震の被災地復興の願いを大きな紙いっぱいに力強い書で表現した。
 テーマは「愛と優」。はかまにたすき姿のりりしいいでたちで、音楽に乗り縦7b、横10b、畳にして45畳の巨大な和紙に2つの字にちなんだ詩やことわざを次々に書いた。「私の思い、皆の愛が世界を動かす力になるよ」「君の心の優しさは日本の未来の宝物」など、紙の上を縦横無尽に動いて豪快な書を書き上げ、最後に大きな愛と優の文字をダイナミックに記した。