2011年11月11日(金)付


戦後66年 平和つなぐ思い 大町市で戦没者追悼式
 大町市戦没者追悼式が10日、大町公民館分室で営まれた。市内出身の戦没者を悼み、戦後66年を経ても戦争の記憶を風化させず、恒久の平和へつなぐ思いを誓った。
遺族や来賓ら約100人が参列し、菊の花を献花し、黙とうで冥福を祈った。牛越徹市長や来賓らが式辞や追悼の言葉をささげた。凌雲流吟道会の甲斐澤健吾大町支部長が追悼の和歌や詩吟をささげた。
追悼式は44回目を迎えた。第2次世界大戦や日清・日露以降の戦争などで亡くなった、市内の軍人や従軍看護婦、学徒動員、満蒙開拓団らの死を全市を挙げて悼み、平和の思いを新たにしようと毎年開いている。
力自慢集結し熱戦 白馬でベンチプレス大会
 白馬村の飯田区体育館を会場にこのほど、「第3回長野県ベンチプレス選手権大会」「第12回北信越フルギアベンチプレス大会」が開かれた。県内外から30人余の力自慢が集結し、熱戦を繰り広げた。
 ベンチプレスは上半身を鍛えるパワーリフティング競技の3種目の一つ。体力向上と心身の発達に大きな効果があるとして、幅広い年齢層と男女を問わず人気があり、ベンチプレス単独での大会も数多く開かれている。
 2015年には国体公開競技採択をめざしている、注目のスポーツ。両大会には日本パワーリフティング協会に登録する、県内外の一流選手が年齢・男女別に分かれて自己の限界に挑んだ。
仕事通じ防火意識高揚 北ア南部署で一日消防士体験
 松川村の北アルプス広域南部消防署(長ア喜治署長)は8日、一日消防士体験を行った。池田松川防火管理者協議会会員事業所の職員が参加し、消防士の仕事体験を通じて防火意識を高めた。
同事業は、「秋の火災予防運動」(9日〜15日)にあわせて、北アルプス広域消防3署が持ち回りで毎年行っている。
ことしは、同村のつばくろ電機社員の松田未香さんと、江津里沙さんが参加。大町消防署で、はしご車搭乗や放水など専門的な分野を体験した。
大町の北安醸造 優秀賞2冠 関東信越国税局酒類鑑評会で
 大町市相生町の北安醸造(伊藤敬一郎代表取締役社長・山崎義幸杜氏)の「北安大國」が、ことしの第82回関東信越国税局酒類鑑評会で、吟醸酒、純米酒の2部門で優秀賞に輝き、2冠を達成した。北アルプス山麓で育まれた大町の味が称賛を得た。伊藤社長は「これまでの苦労が認められたようでうれしく思う」と表情もほころぶ。
 純米酒の部は2年連続の受賞。2冠達成は、吟醸と燗酒の2部門で行われた79回鑑評会に続き2回目となる。
吟醸酒の部で優秀賞 関東信越国税局酒類鑑評会
池田町の大雪渓酒造
 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長・長瀬護杜氏)はこのほど開かれた、第82回関東信越国税局酒類鑑評会・吟醸酒の部で優秀賞を受賞した。一昨年の第80回関東信越国税局鑑評会・吟醸酒の部優秀賞入賞以来の受賞。薄井社長は「杜氏も若手に代わり、若い人にも飲んでもらえる酒造りをしていかなくてはいけない。若い人が日本酒を飲む機会は減っているし、若い人も親しみやすい日本酒をつくっていきたい」と話す。
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11月の一覧
肌寒い冬に 石焼き芋=@大町市 ひまわりの家で販売
 立冬を過ぎて朝夕肌寒く、温かいものが恋しい季節。大町市社会福祉協議会指定障害者サービス事業所ひまわりの家の焼き芋販売が9日から始まった。来年3月末まで、同施設職員と利用者が温かなおいしさを届け、今シーズンも人気を集めそうだ。
焼き芋販売は5年前から始まり、大町の冬の風物詩としてすっかり定着した。