2011年11月25日(金)付


福祉、介護の防災考える 白馬社協が大会 表彰も
 白馬村社会福祉協議会は23日、同村保健福祉ふれあいセンターで第24回社会福祉大会を開いた。多発する災害を受け「災害時、いま私にできること」をテーマに、福祉・介護の立場から知識と技術の研さんをはかり、安全安心の村づくり推進を確認しあった。
 太田紘煕村長は「震災の教訓を風化させないよう、誰もが安心して暮らせる地域づくりをすすめたい。今日の大会を災害時に一人ひとりができることを考える機会にしてもらいたい」とあいさつした。
 大会では東日本大震災と県北部地震の被災地で、災害復興ボランティアに参加した、白馬村の被災者生活支援ボランティア「つながり」の活動報告の記念シンポジウム、防災や福祉に関するイベントを実施。多数の地域住民が来場、防災意識を高めた。
 多年にわたり社会福祉の増進や家族の介護に貢献した個人や団体に表彰や感謝状が贈られた。
会員の力作一堂に 池田町洋画クラブ絵画展 27日まで
 池田町洋画クラブの絵画展が27日まで、同町の北アルプス展望美術館(町立美術館)安曇野ギャラリーで開かれている。年に1度の発表の場に、会員20人が力を込めて描いた作品40点を展示している。入場無料。
会員らが自由に描く作品は、風景画から抽象画まで多岐にわたり、それぞれの会員の個性が楽しめる。油絵を中心に水彩、コンテなどで描き、表現を一層多彩にしている。
本年度最後の大会 八坂マレットクラブ

 大町市八坂の八坂マレットゴルフクラブ(浅見建市会長、50人)はこのほど、第13回秋期マレットゴルフ大会を大平マレットゴルフ場で開いた。松林の葉も落ちた林間コースで30人が親睦を深め、楽しい一日を過ごした。
参加者は年度最後の大会に弁当で交流し、来年の再会を誓って幕を閉じた。
トロリーバス整備 野口分室へ アルペンルート 今期入り込み大幅減
 大町市を玄関口とする立山黒部アルペンルートのシーズン終了が近づく24日、整備のためトロリーバスが扇沢駅から関西電力黒四管理事務所野口分室まで運搬された。23日現在までの乗客数は86万485人(前年比15・4%減)と、本年度の入り込みは例年を大きく下回る見通し。100万人を大きく割り込むのは昭和42年以来で、東日本大震災などの影響が大きく影を落とした形だ。
福祉増進に役立てて 立正佼成会松本教会 大町市に寄付
 立正佼成会松本教会(菅谷知正教会長)は22日、社会福祉増進に役立ててもらいたいと、大町市に現金5万円を寄付した。
 同市への寄付は10年以上続くもので、毎年、立正佼成会松本教会松本道場を会場に開催しているチャリティーバザー収益金の一部を寄付に充てている。同市を含め中信地区4市に寄付している。
 菅谷教会長や降旗利枝大町支部長ら5人が市役所を訪れた。寄付金を受け取り牛越徹市長は「毎年の温かい志ありがたい。市民福祉向上のため大切に使わせてもらいます」と感謝した。
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11月の一覧
天然ダム災害に備え 松本砂防事務所 大町ダムで計測訓練
 国交省松本砂防事務所は21日、大町市の大町ダムで災害時の計測訓練を実施した。天然ダムで発生する災害時に備え、同ダムを天然ダムに見立てた測量を実習し、実践時の初動強化と精度向上を目指した。
砂防事務所調査課の職員が、計測作業の実績を持つ(財)砂防フロンティア整備推進機構=東京都千代田区=の技術者の指導を受け、大町ダム直下のつり橋からレーザー計測器と携帯型GPSを使用し天然ダムに見立てた大町ダムの規模を計測。職員たちは、ヘリコプターの揺れを少しでも体感できるようにつり橋を揺らしながら、実戦さながらの悪条件下で計測に取り組んでいた。