「セカンドブック」贈る 池田町教委 小学1年生に
 子どもたちに本に親しんでもらおうと、池田町教育委員会は25日、町内の小学1年生69人に絵本を贈った。同町がことし初めて取り入れた「セカンドブック事業」。子どもたちの読書促進をはかり、読書離れ、活字離れの解消へつなげる。
 同町ではこれまで、福祉課などが9、10か月健診時に、赤ちゃんがはじめて読む本「ファーストブック」を贈る「ブックスタート事業」などを行ってきた。子ども時代に継続して本に親しんでもらいたいと町議会での提案があり、セカンドブック事業が実現した。
そばの味満喫八坂福祉センターで振る舞い 商工倶楽部
 大町市の八坂商工倶楽部(体験館そば処八坂・北沢千代司代表)は24日、会員4人が八坂総合福祉センターみさか(丸山喜彦館長)を訪れ、通所者のお年寄りと職員20人余に、新そばを振る舞った。
 同館で10月28日〜11月6日に開催した新そば祭りが好評だったため、収穫への感謝の気持ちをこめて地域の人々に恩返しをと、ことし初めて実施した。
 12月に米寿を迎える丸山信恵さんは、「思いがけず新そばを味わうことができとてもうれしい。おいしくいただきました」と満足そうだった。
身近な野菜でお手軽レシピ JAおたり女性部が講習会
 JA大北おたり支所女性部の中土支部女性会員グループ「めだかの学校」は24日、中土店舗「雪洞」内の調理加工施設で料理講習会を開いた。約30人の会員が参加。「身近な野菜を使って」をテーマに、ありあわせの地場産野菜でおいしく手軽に作れる料理を学んだ。
 会員で料理名人の鷲澤和子さんが指導。保存用野菜として収穫時期を迎えている、白菜や大根、長ネギなどを素材に蒸し煮、手作りシューマイ、サラダなどを作った。いずれも作り置きができ、おかずにも弁当にも向く総菜。思い立ったらすぐに作れる手軽さとヘルシーさが好評だった。
ごみ処理施設三日町断念 北ア広域 地元理解重視へ方向転換
 北アルプス広域連合の11月定例議会は25日開いた。連合長の牛越徹市長は広域ごみ処理施設建設問題で、建設候補地について検討委の提言に基づく調整を白紙に戻し、大町市三日町の候補地を断念する考えを示した。今後の新たな候補地選定に際しては、これまでの適地選定の考えから「地元理解の要素を重視」する方向へ、大きくかじを切る。
 連合側はごみ処理特別委や全員協議会でアンケート結果や考え方を報告。三日町の住民投票による反対の総意を重く受け止めること、一部の住民を中心に強硬な反対があり打開策の糸口を見つけることは困難−などから、地元の理解と協力を得ずに事業を推進することは厳しいと判断。現2施設の老朽化が進む中で早急な推進が必要で、検討委による6か所の選定も含め断念し、新たな道を探るとした。

2011年11月26日(土)付


大人数の送迎可能に 白馬「あいんち」に新車
 白馬村のNPO法人・地域健康づくり支援研究所「健学塾」(仲学代表)が運営する白馬町の交流施設「あいんち」にこのほど、施設利用者のための送迎専用車両が増車された。
 施設では交通システムが確保されない施設利用者の閉じこもりを防止し、予防事業に積極的に取り組むことを目的に、賛同者の募金で軽乗用車を購入。利用者の増加にともない、大人数の送迎が可能な車両の増車要望が寄せられていたことから、村の補助を受けて導入を決めた。
手作り「スギ玉」 新酒完成 池田町会染の大雪渓
 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は24日、スギの葉を丸く束ねた新しい「酒林(さかばやし)」を軒下に飾った。酒林は「スギ玉」とも呼ばれ、深い緑の葉の新しいものが飾られると「新酒ができた合図」となる酒蔵の伝統的な看板。
 酒林を毎年作る酒蔵が全国的に減る中、同社では先代の杜氏から蔵人が継承している。ことしも頭(かしら=杜氏の補佐役)の久保肇さんが、白馬村から運んだ軽トラック2台分のスギの葉を使い、直径約80aの母屋用と、約60aの酒蔵用の2個を製作した。「雪が多い所のスギは、葉の密度が高くて美しい」と久保さん。酒林を飾り「あらためて気持ちが引き締まりました」と話す。
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