達人指導しめ縄作り いーずら小谷で講習会
 小谷村公民館企画の「いーずら小谷」がこのほど開かれた。地域の達人に食や農、昔の話などを聞きながら村のいいところを再発見して、郷土に親しみを深めていくことを目的に毎月1回開講している人気企画。
 7日は同村伊折地区の名人を講師に、しめ縄作り講習会が開かれた。達人の指導で、正月用のわら細工で神にささげる器の「やすの御器」と、神棚などに飾るごぼう締め作りを体験した。
打ちたて新そば出前慰問 大町の明日香荘 救護施設に

 大町市八坂の明日香荘は7日、打ち立ての新そばを味わってもらおうと、同市野口の救護施設れんげ荘(坂田和美所長)に新そばの慰問を行った。
 明日香荘のそば打ち職人の栗林隆二さんと支配人の大西勝則さんが打ちたての120食分の新そばを携えて訪れ、施設利用者83人と職員15人に振る舞った。
歌や踊り楽しんで=@白馬南小児童が白嶺慰問
 白馬村の白馬南小学校音楽班と6年生児童は7日、白馬村の特別養護老人ホーム白嶺を訪れた。児童の福祉と敬老の心をはぐくむ恒例行事。施設のお年寄りに習い覚えた歌や踊りを披露して交流した。
 音楽班はクリスマスソングや童謡メドレー、信濃の国、ふるさとなど、お年寄りにもなじみの歌を披露。6年生児童は「神城魂・輝壱(ぴかいち)」の名で文化祭や同校の発表会で披露してきたよさこいソーランの踊りを発表した。
 音楽班の息の合った美しい歌声、6年生の工夫を凝らした躍動感のある熱演に、お年寄りたちは大喜びで、手拍子を取り楽しんでいた。
授業の成果生かし交流 常盤公民館の中国語講座
 大町市の常盤公民館は7日、「はじめての中国語講座」の受講生と市内事業所で働く中国人研修生との料理づくり交流会を開いた。講座で学んだ中国語を生かし、楽しくギョーザをつくり交流した。
交流会には受講生15人と、中国から地元の近藤紡績に研修で訪れている女性研修生7人が参加。初顔合わせで、お互いに相手の国の言葉で自己紹介。受講生は授業の成果を発揮し、「晩上好(こんばんわ)」と中国式で名前を名乗った。
中国ではギョーザは年越しに欠かせない食べ物で、各家庭で手作りされている、今回は皮から手でつくり、水ギョーザと焼きギョーザを作った。参加者や研修生たちはお互いに教え合いながら、「好(お上手ですね)」「謝謝(ありがとう)」など中国語も交えて楽しく調理した。
シーズンの安全祈願 白馬乗鞍温泉スキー場
 小谷村の白馬乗鞍観光協会(渡辺浩会長)は7日、同村交流センターちゃんめろで白馬乗鞍温泉スキー場の安全祈願祭を行った。30人余の協会関係者らが参列。神事で1日も早い降雪とシーズン中の安全、多くの来客を祈願した。
 同スキー場は安全で変化に富んだゲレンデで、ビギナーから上級者まで、幅広い世代が楽しめる。今シーズンは毎週第3土曜日に小さな子どもでも楽しめるキッズイベント、日曜日は小学生以下の子どものリフト料金が無料になるサービスを企画。特にファミリー層の拡大に力を入れている。「子どもと行きたいスキー場」として、同スキー場の魅力アップに努めたいとしている。
育てた米 マリ共和国へ 松川小3年児童が送る
 松川村の松川小学校3学年が米づくりを学んだ「安曇野まつかわ農業小学校」で育てた米を国際支援米として西アフリカ・マリ共和国へ送る発送式が7日、同校で開かれた。児童たちが丹精込めて作った米を、気持ちを込めてマリ共和国へ送った。
「安曇野まつかわ農業小学校」は農業委員会や営農支援センター、村内の農家などの指導で、毎年同校3学年が米作りを体験。アイガモ農法などを利用した無農薬有機で、稲刈り、はぜ掛け、脱穀まで児童らが作業して米を栽培している。同水田で6年目の取り組みとなる。ことしはコシヒカリ約510`、もち米の白毛もち約150`を収穫した。

2011年12月9日(金)付


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