2011年12月13日付

「白馬エコ宣言」提唱　100年先も村の自然守る
　白馬村観光局は今シーズン、長野県にスキー伝来１００周年を記念して白馬の豊かな自然を守るため、村全体で｢白馬エコ宣言｣を提唱。少しでも地球環境に優しい村であり続けられるように、１００年先も白馬の豊かな自然と雪を守ることを目的に掲げ、観光関係者が一体となりさまざまなエコ活動に取り組む。
　このほどポスター１０００枚と紙スタンド２０００部を作製。村内のスキー場はじめ観光施設、宿泊施設に配布し、エコ活動を呼びかけたいとしている。

松川道の駅で指導所　年末の交通安全運動始まる
　県内一斉に行われている年末の交通安全運動期間中の12日、県交通安全運動推進北安曇地方部は交通指導所を松川村の道の駅安曇野松川に開設した。池田松川交通安全協会員や地方事務所職員、大町署員、池田町・松川村の役場職員ら約70人が参加し、年末のせわしくなる時期にゆとりを持った運転で明るい年明けができるよう呼びかけた。
参加者は､ドライバー一人ひとりに「安全運転でお願いします」などと声がけ。大町北高校３年生の中村雄平さんが描いた交通安全を呼びかけるキャラクターのイラストをつけたポケットティッシュや池田松川交通安全協会員が制作したリリアンの糸を使った色鮮やかな手まりや貝のつるし飾りなども一緒に手渡し、交通安全を促していた。

神秘的　皆既月食に感動　フォーマルハウトが観察会　大町
　大町エネルギー博物館友の会「フォーマルハウト」（梅田敏男会長）は10日、大町市文化会館前広場で皆既月食観察会を開き、約30人が参加した。
冬を代表する星座のオリオン座や冬の大三角形が広がり、参加者は月と太陽との間に地球が入り、地球に光を遮られて月が完全に姿を隠す皆既月食を観察することができた。残念ながら時折雲が流れ、月は皆既月食に入った直後に雲の中へ姿を隠してしまった。
　午後９時45分ごろから月食が始まり、皆既月食は11時５分ごろから。梅田会長が地球儀と野球のボールを使って皆既月食の仕組みを説明。月で餅をつくウサギがなぜ黒いのか、インドに伝わる伝説に触れたり、12月14日から15日にかけて見られるふたご座流星群、来年５月21日に見られる皆既日食などについて説明。月の欠ける様子を天体望遠鏡などで観察した。

「北アブランドの日」感謝祭　55品目イベントでPR　大町市
　北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会（委員長＝宮澤敏文県議）と同認定事業者協議会（飯嶌楯雄会長）は10日、平成23年感謝祭「北アルプス山麓ブランドの日」を大町市のＪＡ大北会館アプロードで開いた。同ブランドの地元への周知・定着と全国発信をめざし、認定された大北の農畜産物55品目が並びその魅力をＰＲした。
メーンの「ふれあい広場」の会場にはブランド認定された農産物や加工品が一堂に並び、生産者たちが訪れ、来場者にその魅力を紹介、販売した。大町黒豚のブースでは、大町西小の児童たちが元気に応対していた。「北アルプス山麓ブランド弁当」も販売され、２年を経過し季節ごとの商品として定着した商品をＰＲした。

ゆーぷる木崎湖初の感謝祭　屋台並び振る舞いも
　大町市平の温泉施設・ゆーぷる木崎湖は11日、初の大感謝祭を開いた｡ワンコインイベントや屋台が並ぶふれあい広場で、幅広い来場者を歓迎し利用客へ感謝の気持ちを示した。
ふれあい広場で行われた餅つきでは、昔ながらの臼ときねを振るい、会場にはぺったんぺったんと音が響いた。並んだ来場者に、つきたての餅をお汁粉にして振る舞った。広場ではクレープや採れたての地元農産物や特産品などの屋台が並び、にぎわっていた。

「緑の古代米」もちでカンパイ　池田町登波離橋愛護会が収穫祭
　池田町陸郷の登波離橋愛護会（藤松守会長）は10日、毎年恒例の収穫祭を同地区豊成公民館で開いた。会員の地区住民ら約30人が１年かけて育ててきたもち米や農作物でつくった料理を囲み、収穫を祝った。
同会では｢陸稲(おかぼ)｣やもち米｢緑の古代米｣を栽培｡ことしは｢陸稲｣が天候不順などのため不作だったものの､８年ほど前から作っているもち米「緑の古代米」は２㌃ほどで育て、約30㌔の収穫があった。昔ながらに板を打つ音で鳥を追い払う「鳥追い」を復活するなど、豊作を願いながら鳥獣害対策も行っている。
収穫祭は会員らが育てた「緑の古代米」を臼ときねでついたもちにあずきやきなこをまぶしたものや、会員の寺島孝さんの自家製みそと地元で収穫された野菜をふんだんに使った豚汁などが振る舞われた。収穫を祝い、もちでカンパイしてつきたてのもちや豚汁を味わい、子どもたちも喜んでほおばっていた。