若手農業者 名乗り上げ作業 小谷伝統の味 もち作り
 小谷村で冬の特産品の粟もち・栃もち・きびもち・豆もちの製造が始まった。高齢化で人手不足が懸念されていたが、ことしから地域の農業者ら5人の若手が伝統の味を守ろうと名乗りを上げ、製造に取り組むことになった。「小谷の味を引き継いでいきたい」という熱意に、周囲の期待も高まっている。
 4種のもちは同村で昔から親しまれている伝統食。全国に発送したり、JAの店頭販売用として取り扱っている。安全・安心な地場産素材を使った素朴な味としてお歳暮や正月用に高い人気を集めている。
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12月の一覧
買い物弱者サポート 移動購買車冬の運行 JAおたり
 JA大北おたり店の、移動購買車の冬の運行が始まった。過疎高齢化が進む同村で、交通手段に乏しい高齢者ら「買い物弱者」が、身近な場所で安心して食品を入手できるよう、住民の食生活を守る事業。豪雪地帯のため、冬は大型マイクロバスを小回りの利く軽トラックに変えて商品を積み、月曜から金曜、集落を巡回している。
 利用者は山間地のお年寄りが中心だったが、近年は村内のほとんどの集落を回るようになり、増加する買い物弱者のサポートを行っている。商品を買うことはもとより、人とふれあい、情報交換の場など、買い物支援とともに、高齢者の見守りや地域コミュニティーの確立にも一役買っている。
振り込め詐欺に注意 社防犯協女性部店頭で啓発
大町市社地区防犯協会(降幡順治会長)の女性部は13日、同市大町旭町のザ・ビッグ信濃大町店で、振り込め詐欺などの防犯啓発を行った。
女性防犯指導員5人や事務局員、社駐在所の警察官らが参加。来店者にチラシを手渡し、「風邪をひいた、電話番号が変わったは詐欺です」などと話しかけ、全国的に後を絶たない振り込め詐欺への注意を呼びかけた。
同店は社地区から近い大型店で、地区内からも多くの買い物客が訪れる場所。ことし、地区内では振り込め詐欺などの発生はまだないが、「電話がかかってきた」などの前兆事案はあり、啓発に取り組んでいる。
大町の同和教育集会所 そば打ち教室で周知
 大町市教育委員会は15日、同市常盤の同和教育集会所でそば打ち講習会を行い、25人が参加した。同和教育集会所があることを市民に知ってもらい、相互理解を進めたいと、今年で8年ほど続く年末恒例行事。
 同集会所では、子どもたちが集まって問題の学習をしたり、関係団体が集会を開いたりしてきたが、最近では地域の人々の交流の場としての利用が広がっているという。
25周年締める響き 松川響岳太鼓ばち納め

 松川村の和太鼓チーム「信濃国松川響岳太鼓」(茅野英太郎会長)の年末恒例となっているばち納め演奏会「心の響き」2011が17日、同村すずの音ホールで開かれた。3回の公演合わせて700人以上が来場。年間50回以上の演奏活動をしてきた松川響岳太鼓の一年を締めくくる太鼓の響きに聞き入った。
鹿島槍スキー場オープン 大町市内のトップ切り活気

 大町市内スキー場のトップを切り、鹿島槍黒沢高原のスキー場「鹿島槍スポーツヴィレッジ」の今シーズンの営業が17日、始まった。全22コースのうち、全長約400bの黒沢ゲレンデが滑走可能に。午前中だけで県内外から700人を超えるスキーヤーとスノーボーダーが訪れる活況ぶりを見せていた。

2011年12月18日(日)付