兵事資料から戦争考える 大町文化会館で上映会やシンポ
 大町市社地区で見つかった貴重な兵事資料をもとに制作されたドキュメンタリー映画「大本営最後の指令〜遺された戦時機密資料が語るもの〜」の上映会とシンポジウム(兵事資料を記録する上映実行委員会主催・飯島楯雄実行委員長)が17日、大町市文化会館で開かれた。戦時機密資料が地元に残されていた事実に対する関心の高さや同実行委員会の尽力により、1100人ほどの市民らが会場を埋め尽くし、戦争をめぐる体験者らの胸のうちに触れた。
大町消防署に巨大門松 ボラ団体「十日会」が設置
 大町市十日町の町民有志でつくるボランティア団体「十日会」(西山福重会長)は18日、大町市の北アルプス広域大町消防署(伊藤和實署長)や天正寺に巨大な門松を設置した。立派な一対の門松で、正月を迎える準備が整った。
設置された門松は高さ約4bと、2階に届きそうなほどの高さ。材料の松や竹は同市八坂、杉の葉は常盤で調達したものを使い、会員約10人がすべて手作業で組み立て、ナンテンなどを飾りつけた。
大町消防署正面玄関に飾られた門松は、平成17年2月に発生した大町市中央通り商店街の火災以来、「地域住民に、火の取り扱いに気をつける気持ちをもってもらいたい」と毎年同会が寄贈している。「火の用心」の看板が掲げられ、通りかかる住民に、火の取り扱い注意を呼びかけている。
気合込め小谷っ子太鼓 感謝のバチ納め演奏会
 小谷村の有志でつくる「信州小谷太鼓」と地元小学生のメンバーで構成する「信州小谷っ子太鼓」は15日、同村役場多目的ホールで「バチ納め演奏会」を開いた。1年を通じてグループのメンバーが健康で楽しく演奏活動ができたことと、地域をはじめ多くの協力・支援に感謝して毎年開催。気合の入った演奏を披露し、1年を締めくくった。
 ことしは小谷っ子の太鼓を指導する荒川三男さんが高学年の子どもたち向けに作曲した、新曲「大糸線」を披露。海の糸魚川と山の小谷をひた走る、汽車のようすをエネルギッシュな演奏とパフォーマンスで表現し、会場を沸かせた。
力強く一年の総仕上げ 源流美麻太鼓子ども会ばち納め
 大町市美麻を拠点に活動する「源流美麻太鼓」(合津富吉会長)の子ども会は18日、ばち納め演奏会「源流からの鼓動」を同市サン・アルプス大町で開いた。一年の総仕上げとなる演奏会に、子どもたちの気合と緊張感が伝わる演奏が大勢の観客の前で披露された。
「源流美麻太鼓」は、旧美麻村村制100周年を記念して平成元年に創設された。子ども会は現在、小学2年生から中学3年生までの19人で活動。これまで地区内で行っていた演奏会を、より多くの人に聞いてもらおうと、会場を市の中心に移して開いた。
美しい歌声 会場包む 少年少女合唱団が定期演奏会 大町市
 大町市少年少女合唱団恒例の定期演奏会は18日、大町市文化会館大ホールで開かれた。小学生から高校生までの少年、少女がステージに立ち、日ごろの成果をみせて、まとまった美しい歌声を響かせた。
プログラムは、なじみの「朧月夜」「ふるさと」などの童謡からJポップまで幅広く歌われた。童謡「秋の子」や「善光寺さんのかっぱ」の合唱では、子どもたちが昭和の子どもやかっぱなどに扮装して登場。ほほ笑ましい寸劇が来場者の笑いを誘っていた。子どもらしい澄んだ歌声が会場を包み込んだ。
サンタのプレゼントに笑顔 大町市常盤公民館 ともだち広場でXマス会

 大町市常盤公民館(高橋敬治館長)の未就園児親子教室「ともだち広場」はこのほど、クリスマス会を開いた。40組ほどの親子が参加し、園児の発表やサンタクロースのプレゼント、イチゴの乗ったクリスマスケーキでひと足早いクリスマスを楽しんだ。

2011年12月20日(火)付


トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

12月の一覧