東日本被災地 復興支援へ 白馬中 チャリティーコン収益寄贈
 白馬村の白馬中学校は16日、村役場を訪れ、東日本大震災の被災地への義援金として、チャリティーコンサートの収益金の現金5万円を白馬村に託した。
 「大震災や原発事故を他人事でなく、自分自身の問題として考えてもらえる機会にしたい」と総合発表会に、沖縄出身のシンガーソングライター・ユキヒロさんのチャリティーコンサートを開催。来場者に義援金を募った。生徒の呼びかけで盛会の中で終了し、多数の善意が寄せられた。
 生徒会長の篠崎小愛さんは「少しでも力になれたらと思います」と太田紘煕村長に託した。太田村長は「みなさんの純粋な思いをとてもありがたく思う。ともに支えあう気持ちを込めてしっかりと被災地に送らせてもらいます」と受け取った。義援金は日本赤十字社を通じて被災地の復興支援に役立てられる。
ヒマワリの種福島へ 白馬中生が栽培発送
 白馬村の白馬中学校の生徒はこの夏、放射性物質を吸収する効果があるとされるヒマワリを栽培し、種を福島県へ送る「ひまわり里親プロジェクト」に協力。このほど育てたヒマワリの種が福島に送られることになった。
 福島から送られた種は1500個余。ポット苗を育苗し、生徒が心を込めて育ててきた。10月末に種取り作業が行われ、1本1本からていねいに種をほぐし落とした。
 ごみを選別した結果、最終的に段ボール箱2箱分にもなった。近く励ましのメッセージを添えて、福島県に発送する予定だ。
師走恒例の餅つき 大町LC れんげ荘で奉仕活動
 大町ライオンズクラブ(松澤昇会長)は18日、師走恒例の餅つき奉仕活動を同市平野口の救護施設れんげ荘で行った。この日を心待ちにしていた施設利用者を前に、クラブメンバーが「よいしょ、よいしょ」と軽快な掛け声をあげながら餅をつき、利用者の健康や穏やかな新年を願った。
 餅つき奉仕活動を担当する同クラブ社会福祉市民教育委員長の中村俊久さん栽培のもち米「おらがもち」約20`を使い餅つき。利用者も餅つきを体験するなど盛り上がりを見せた。つきたての餅は早速、昼食時間に振る舞われ、もちもちした食感を楽しんだ。
寒さの中力強く駆ける 松川村年末マラソン大会
 年末恒例の松川村年末マラソン大会(松川村アスリートクラブ主催・熊井弘会長)が18日、同村川西運動公園ランニングコースで開かれた。例年のマラソン大会に加え、ことしはセルフコンディショニングトレーニング講座を初開催。村内外から、小学生から60歳以上までの約60人が参加して走る楽しさを感じ、体のコンディショニング法を学んだ。
1周800bのアップダウンが激しいランニングコースを部門ごとに選手が勢い良くスタート。厳しい寒さの中、コーチからの走りのアドバイスが飛び交ったり、「ラスト、ペース上げて!」など声援が響き、選手は力強くコースを駆け抜けていた。
「人権の花」運動に協力 小谷小へ感謝状
 小谷村の小谷小学校(三ツ井仁校長、児童158人)はこのほど、児童が花の育成を通じて思いやりや命の大切さを学ぶ「人権の花」運動に協力、人権啓発に貢献したとして、長野地方法務局大町支局と大町人権擁護委員協議会から感謝状を贈られた。
同校では春から、全校児童がメーン花壇や学級花壇でマリーゴールドやサルビアなど、約2000株の育成に取り組み、水やりや雑草の摘み取りに汗を流してきた。運動終了後も継続して人権への理解を深めようと、卒業式と入学式でステージを飾るサイネリアを独自に育ててきた。
福祉向上に役立てて 大北法人会 大町市に車イス寄贈
 大北法人会大町支部(薄井朋介支部長)は20日、最新式の車イス4台を大町市社会福祉協議会に寄贈した。大町支部恒例の社会貢献事業の一環として行われ、薄井支部長は「市の福祉向上のために少しでも役立ててもらえれば」と話す。
 寄贈した車イスは、自走式と介助式それぞれ2台ずつで、軽量化が図られた最新式。社会貢献事業は、地域で必要とされていることを毎年、実施するもので、昨年は市内学校に図書券を贈っている。

2011年12月21日(水)付


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