3スキー場を無料巡回 小谷村 シャトルバス「こなゆき号」

 小谷村スキー場地区再生協議会は今シーズンも、同村の栂池高原・白馬乗鞍温泉・白馬コルチナの3スキー場を巡回する無料シャトルバス「こなゆき号」の運行を行っている。クリスマス寒波により村内スキー場の滑走エリアが拡大するなか、悪天候でもアクセス便利・料金無料でさまざまなスキー場を巡回できると人気を呼んでいる。
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12月の一覧
ことし一年振り返る 大北各庁舎で仕事納め
 大北地域の市役所や町村役場などの官公庁は28日、仕事納めの式をそれぞれ開き、ことしの業務を閉めた。大町市では市役所に職員約200人が集まり、一年をまとめる式を開いた。
牛越徹市長はことしを振り返り、東日本大震災の発生と被災地との関わり、地域の市民参加と協働の絆が見つめなおされたとして、「大町にも『絆』の一字がふさわしい。市は市民の安心安全を確保する大きな仕事。震災から何を学び、生かすのか。すべを考えていただきたい」と話した。
県スキー発祥100周年記念 オリジナル切手発売
 長野県スキー伝来100周年を記念し、地元の郵便局でつくる北信地区連絡会と中信地区連絡会北安部会はこのほど、限定品の県スキー発祥100周年オリジナルフレーム切手の発売を始めた。
 日本のスキーは、明治44年にオーストリアのレルヒ少佐が上越市高田で当時の陸軍研究員14人にスキー指導をしたのが始まり。翌年に飯山市の飯山中学(現飯山北高)の体育教師をしていた市川達譲氏により飯山市にスキーが伝えられ、これが県のスキー発祥とされている。以後スキー文化は県内に広く普及。雪国の住民に夢と希望をもたらすスキー産業の繁栄へとつながっていった。
 オリジナル切手は「信州のスキーはここから始まった」をテーマに、県スキー発祥の地でスキーを手に飯山中学で記念写真に納まる関係者や、県内各地のスキー場の昔の写真などを使った切手でスキーの歴史を紹介。白馬のジャンプ台の切手もあり、100年の新旧をたどることができる。
冬山遭難防止呼びかけ 救助隊大町班の2人が制作

 初日の出を山頂で迎える、年末年始の登山者の入り込みを前に、大町署は、冬山遭難の防止を呼び掛けるポスターを掲示している。県警山岳遭難救助隊大町班の隊員2人が制作を担当し、雪崩・滑落への注意や十分な装備の必要性を訴えている。
今季一番 積雪1b超 小谷村 除雪作業に追われる
 クリスマス寒波などの影響で、大北地域では27日まで断続的な降雪が続き、北部の山沿いでは局地的な大雪に見舞われた。
寒気の強さは徐々に緩み、峠を越えたとみられるが、大雪や路面の凍結による交通障害と積雪が多い傾斜地の新雪によるなだれなどに注意を呼びかけている。
 小谷村の小谷温泉地域では、今シーズン一番の100aを超える積雪となった。村では交通網の確保のため除雪車が昼夜を問わず出動して排雪作業を行い、村民らは早朝から家の周辺や屋根の雪下ろしに追われていた。
 地域住民は「豪雪の年にならなければいいが」と話していた。

2011年12月30日(金)付