冬の味雪中甘藍℃穫 小谷で出荷はじまる
 小谷村来馬地区の「北小谷耕作組合」と伊折地区の「伊折生産組合」で、同村の冬の特産品の越冬キャベツ「雪中甘藍(かんらん)」の収穫・出荷が始まった。収穫期を真冬に合わせて雪の下で育て、雪から掘り出して収穫される。
年末年始にかけて降った大雪の影響で、現在の積雪量は1b余。例年以上の豪雪をスコップで掘り分け、真っ白な雪の中から、青々としたキャベツをていねいに取り出している。
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1月の一覧
テレマーク魅力知って 1・2月にスキークラブが体験会 大町
 大町市スキークラブは1月15日と2月12日、長野県スキー伝来100周年事業「Let’sテレマークin鹿島槍」を大町市の鹿島槍スポーツヴィレッジで開く。日本を代表するテレマークスキーヤー・山田誠司氏らを講師に、雪の中を自在に楽しむスキーの技術を学ぶ。
 教室は初体験者のAクラスからターン修得を目指すBクラス、ターンのレベルアップを目指すCクラスの3クラスに分かれて実施。第1回(1月15日)はA/Bクラス、第2回(2月5日)はB/Cクラスで行う。山田氏が代表を務めるMSS(マウンテン・スノー・サポート)のメンバーが講師を務める。
テレマークスキーは現在のスキーの原型になったスタイルと言われ、かかとが上がることでスキーを自由自在に動かせ、ゲレンデ以外のバックカントリーにも対応できる魅力がある。テレマーク人口も少ない中、その魅力を広めようと、昨年初開催した。
あづみの公園大町・松川地区 雪の草原 そり遊び
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は新年も2日から開園。4日は開園と同時に大勢の家族連れが訪れ、大草原の家の前の雪の斜面で、スノーチューブやスノーレーサー、プラスチックそりなど楽しんでいた。
 大町・松川地区では15日までサンド・アート作り、6日までウッディストラップと森のフレーム作りが楽しめるほか、7日には竹巻きパン作りや石器作り、8、9日には小枝のクラフト作りも体験できる。屋外では7、8日に自然観察ガイドの案内で雪の森の散策も体験できる。
新たな気持ちでスタート 小谷中 大北トップ切り始業式

 小谷村の小谷中学校(小林芳裕校長、生徒88人)は5日、大北地域の小中学校のトップを切って、3学期の始業式を行った。休みが明けて集まった生徒たちが新年の抱負を発表し、新たな気持ちでさっそく学業に励んでいた。
大北地域 除雪作業に追われる 小谷温泉で積雪2b超
 冬型の気圧配置が強まった影響で、大北地域では大町以北を中心に年末から年始にかけて断続的な降雪に見舞われた。各地では雪かきやスノーダンプなど手にした住民の姿があり、除雪作業に追われた正月となった。
5日朝には、小谷村の小谷温泉で51a、栂池で49a、大町市の青木で30aを観測するなど、各地で大雪となった。小谷温泉では積雪が2bを超えた。
長野地方気象台によると、向こう一週間は寒気の影響で雲が広がりやすく、週明けからは連日の降雪が見込まれている。
積雪の多さに加え、氷点下続きの厳しい冷え込みに、路面状況も悪くスリップ事故も相次いでおり、関係機関は注意を呼びかけている。

2012年1月6日(金)付