平穏祈りどんど焼き 大北小正月の火祭り

 大北地域では7日、「どんど焼き」や「三九郎」などと呼ばれる、小正月の行事が各地で行われた。住民たちが家庭から持ち寄った正月飾りなどを、竹や木材とともに円すい形に組み上げて燃やし、ことし一年間の無病息災や五穀豊穣を願った。
 大町市宮田町(武内元雄自治会長)は、昨年の東日本大震災や紀伊半島の豪雨被害を受け、一年間の無災害を祈って例年と比べて大型のやぐらを用意した。住民有志15人が朝から準備にあたり、高さ約10b、周囲最大15bの立派などんど焼きが披露された。
「公認」栂池Jr.杯熱戦 ジャイアントスラローム

 小谷村栂池ジュニアカップ第1戦ジャイアントスラローム大会が6日、栂池高原スキー場で開かれた。ことしから11〜12歳が出場するK−1クラスが、全日本スキー連盟B級公認となり、強豪選手たちが優勝をかけて、タイムを競った。
 K−1クラスは県内を中心に全国から男女約150人が出場し、高低差204b、31旗門のコースを滑走した。選手たちはダイナミックな滑りで旗門を通過し、家族やコーチらに練習の成果を見せていた。
小5男子バド全国V 松川・柏原君と豊科・曽根原君
 大北・安曇野でバドミントン選手を育成するNPO法人「NABA(ノース・アルプス・バドミントン・アカデミー)」で練習する、松川小学校5年の柏原迅君(10)=松川村東細野=と豊科南小学校5年の曽根原唱君(11)=安曇野市豊科=はこのほど、北海道釧路市で開かれた第20回全国小学生バドミントン選手権大会で、男子ダブルス小学4年生以下の部で全国優勝に輝いた。
 大会には、全国のブロック大会を勝ち抜いた17組が参加し、トーナメントで競った。前半は2人の呼吸が合わず苦戦したが、試合を重ねる中で息を合わせ調子を取り戻し、練習の成果を発揮した。決勝戦では、昨年決勝で敗北した香川県のペアと対戦。セットポイントに迫る厳しい接戦ながら2セットを連取し、昨年の雪辱を果たした。
市内小中生 人権問題描く 大町市役所でポスター展
 大町市教育委員会は12日まで、市役所市民ホールで小中学生人権教育ポスター展を開催している。児童生徒に人権尊重について理解を深め、豊かな人権感覚を身につけてもらおうと、人権問題をテーマとしたポスターを募集。各学校推薦作を展示するもので、今回で34回目となり、美麻中学を除く市内9校から44点が出品された。
 作品は世相を反映し「絆」を題材としたものが多いが、相手への思いやりやいじめ、命の大切さなどを題材にした作品も目を引く。西小6年の栗林龍希さんは、アリと鳥をてんびんに載せ、どちらも命の重さは変わらないと訴え、南小6年の浅野くる実さんは、「命の価値」「連続テロ」「朝鮮人へのいじめに自責の念」などの新聞の切り抜きの断片を組み合わせてハートを形作り、「あなたの気持ちが心のパネルの1piece」と表現した。

2012年1月8日(日)付


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