2012年１月11日付

安全な街〝龍〟にらみ　大町署「110番の日」で啓発

　警察への１１０番通報の正しい利用を周知する「１１０番の日」の10日、ことしのえと「龍」の像が大町署（池田幸市署長）に現れた。「正しい１１０番で安全安心な街づくりの達（龍）成を！」をスローガンに、１１０番の正しい利用に、にらみを利かせている。

経済回復へ決意新た　池田町商工会が賀詞交歓会
　池田町商工会（矢崎昭和会長）主催の新春賀詞交歓会が７日、町内企業の代表者や町議会など関係者ら約90人が参加し、町商工会館で開かれた。新春を祝うとともに、衰退が続く地域経済の回復に向け決意を新たにした。
　矢崎会長は「不透明な厳しい経済情勢のなかにおいても、大きな夢や希望を持ち、地域づくりを進めながら、この一年を元気良く乗り切っていきたい」と抱負を語った。
　勝山隆之町長は「それぞれの英知を結集し、健全な行政推進をしていきたい。飛躍できる年になることを願う」と年頭に寄せた。
　鏡割りなども行われ盛り上がりを見せた。参加者たちは酒をくみ交わし、明るい将来展望に向け談笑した。

村最古の〝どんど焼き〟　白馬村飯田　伝統の火　息災願う

　白馬村の飯田地区で８日、どんど焼きが行われた。地域に伝わる古き伝統や風習をそのままに守り継ぎ、現在まで途絶えることなく続けられている、同村で最も古いどんど焼きの歴史を持つ集落。ことしも大人と子どもが協力して、伝統の火に１年の息災を願った。

一流選手の滑り学ぶ　白馬五竜と47で県スキーフェス
　長野県スキー連盟は７日から３日間の日程で、白馬五竜スキー場とＨＡＫＵＢＡ47スキー場を会場に「２０１２スキーフェスティバルｉｎＮＡＧＡＮＯ」を開いた。長野県が擁するナショナルデモンストレーターやＳＡＪデモンストレーターといった、第一線で活躍する一流選手から直接スキーの指導を受けられるイベント。
　長野五輪が開催された１９９８年、地元長野から強い選手を輩出する支援のための企画としてスタート。収益はすべて五輪出場をめざす選手や次世代のジュニア選手育成に役立てられている。

元気な笑顔　校内に活気　大北小学校３学期始業式
　大北地域のほとんどの小学校で10日、３学期始業式が行われた。約２週間の冬休みを終えた子どもたちが書き初めや工作などを手に登校すると、元気な姿や笑い声で校内に活気が戻った。
このうち大町市常盤の大町南小学校（北澤佳伸校長・児童３８９人）は、体育館で式を開いた。校長講話と児童代表の発表、校歌斉唱など行われ、年度内で１番短い３学期をスタートした。
代表の３・５年生の４人は、新学期や新年の抱負、目当てをそれぞれ発表した。もうすぐ６年生から児童会を引き継ぐ５年生は、「会の進め方をしっかりと学び自分でできる事は積極的に取り組みたい」と決意を語った。

寒中の風物詩〝凍り餅〟　大町市常盤　かたくりで作業
　大町市常盤須沼の農産物直売所「かたくり」の凍り餅部会（横山美知恵会長）は、９日から凍り餅を軒先につるす作業を初めた。
　凍り餅はきねと臼で餅をつき、長方形に切って和紙に包み、ひもで結わえて２日ほど水につけ、氷点下の夜に軒下につるし、２か月半ほど寒気にさらして完成させる。
　昔は多くの家庭で作られていた保存食で、離乳食や病気の時の流動食としても最適な自然食品とされる。凍り餅作りは食文化の継承と地域の活性化、米の消費拡大を図ろうとするもので、今年で17年目となる。