白馬体験 初スキーに笑顔 和歌山太地の児童 北小生と
 白馬村と姉妹都市提携を結ぶ和歌山県太地町の太地小学校4年生児童が11日から2泊3日の日程で来村し、白馬北小児童らとスキーを通じた交流を楽しんでいる。年間を通じて気温が高く、降雪がない太地町。初めて目にする銀世界に子どもたちの笑顔が広がる。
 12日には、白馬岩岳スキー場でクロスカントリースキーを体験した。4年生児童29人のうち28人がスキー初体験。初めのうちは、転倒する場面が多く見られたが、北小児童らのアドバイスを受けるなか、コツをつかみ、ゆっくりながらも「スキー散歩」を楽しんでいた。
新春 地域の発展誓う 小谷村商工会が賀詞交歓会
 小谷村商工会(石田憲明会長)は11日、新春賀詞交歓会をサンテインおたりで開いた。村内外から経済、行政などの関係者約90人が出席し、新年を祝いながら、地域の発展に向け協力を確認しあった。
 石田会長は「一昨年から『塩の道トレイル』に取り組み、市町村の境を越えたエリアマップがようやく完成した。スキー客の減少に歯止めがかからないなか、夏の誘客にも力を入れる必要がある。知恵を出し合いながら、地域を盛り上げたい」と抱負を述べた。
松本久志村長は人口減少や少子高齢化、地域経済の落ち込みなど、厳しい社会情勢を受け「解けない雪はない。必ず春は訪れる。地域と力を合わせてがんばりたい」と話した。
五感使い雪の森楽しむ あづみの公園大町・松川 スノーシューハイク
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区では、土日祝日に希望者が集まると、自然の知識豊富な自然観察ガイドが同行する散策体験を行っている。新年も上旬から雪の森散策体験を再開した。
 朝の開園を待って夫婦や親子連れ6人が参加し、自然観察ガイドの三宅厚巳さん(68)の指導でスノーシューを装着し、雪の森に入った。
 参加者は途中、炭焼き窯の跡などを見ながら里山が人々に利用された森の歴史や、小動物と猛禽(もうきん)類との生存をかけた知恵比べなどの話を聞き、リョウブの幹に触れ、クロモジの香を味わい、小鳥の声を聞き、枝にぶら下がる天蚕(てんさん)や熊の食事の跡、キツネやニホンジカの足跡を見つけては歓声を上げていた。
平穏願う炎20年節目 白馬村深空でどんど焼き

 白馬村の深空地区で8日、深空グラウンドを会場にどんど焼きが行われ、高さ13b余の2基のおんべから上がる大きな炎が、集まった参加者の顔をあかあかと照らした。
 同地区では子どもたちに、伝統行事を通じて郷土を愛する心を育んでもらおうと、実行委員会を結成。小正月行事として定着、20年の節目を迎えた。
「自分らしく」和める空間を 松川に通所介護施設完成
 松川村南神戸に通所介護、予防介護施設「宅老所安曇野のまる庵」が完成し11日、開所式と内覧会が行われた。利用者が「自分らしく」過ごせる場を提供する。村内では3施設目の通所介護施設。
民宿施設を改装した平屋建てで、木のぬくもりを基調に心和める空間を提供する。スタッフ5人が、通所介護、予防介護施設として機能訓練や入浴介助、食事の世話などを行う。庭には焼き物窯や畑もあり、陶芸や野菜づくり体験をしてもらうことも視野に入れている。
AED設置で社会貢献 ダイドードリンコ 市に自販機とセットで
 県内に営業所を持つ自動販売機オペレーター業のダイドードリンコ中部第一営業部松本オフィスは12日、AED(自動体外式除細動器)とセットとなる清涼飲料水自動販売機を大町市役所中庭の市消防団詰め所前などに設置した。
AED設置のリース料(年間約7万円)を、ダイドードリンコ側で自販機での売上額からまかない、設置費や維持費、更新費用などの市の負担を減らす方式。今回は2台の自販機設置に合わせ、3基のAEDを提供。自販機は消防団詰め所と西公園体育館、AEDは市役所ロビー、美麻地区のふたえ、おおしお両市民農園に設置された。

2012年1月13日(金)付


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