道祖神供え無病息災 どんど焼き小谷村各地で
 小谷村の各地で小正月の伝統行事のどんど焼きが行われた。各集落ではおんべを燃やす他に、どんど焼きとともに行う風習が数多く残されている。昔ながらの風習をしっかりと守り継いだ地域色豊かなどんど焼きが各集落で実施された。
 中土地区や北小谷地区は会場の一角にかまくらを作り、「嫁さま」と呼ばれる紙人形や、クルミの木で作られた道祖神を供えるなど、地域色が豊か。道祖神はその年の厄落としと無病息災を願っていっしょに供える男女1体の神様。20aほどに切ったクルミの木の上部を削ったものに墨で顔を描いて作る。昔はどこの地区でも供える風習があったが、現在では高齢化や過疎化などから実施する地区が少なくなっているという。ことしも個性あふれる嫁さまと道祖神が供えられた。
国際色豊かに炎囲む 白馬村 白馬町でどんど焼き
 白馬村の白馬町活性化委員会の小正月行事「どんど焼き」が14日、JR白馬駅東側の木流かさ地蔵周辺で開かれた。伝統行事を外国人向けの観光PRと、地域住民の交流活性につなげようと始められ、白馬発の国際交流の場として定着しつつある。ことしも多数の外国人が加わり、国際色豊かなどんど焼きとなった。参加者は燃え盛る炎を囲んで無病息災や五穀豊穣を祈った。
地域の絆深める 大町市須沼区 初集会で園芸披露
 大町市常盤の須沼自治会(遠藤隆王自治会長)は15日、須沼区の初集会を須沼公民館で開いた。自治会の集会の後、地域の絆を深めようと、ことし初めて新年会でアトラクションの演芸を実施。落語や歌で楽しみ、区民の親睦を深めた。
落語には、松川村の落語サークル「風まんだら」のメンバーが舞台に上がり、寄席を披露。初春をめでたい笑いで彩った。歌では、高校1年生ながら「NHKのど自慢」でチャンピオンとなった市内の平野泰成君(16)が登場し、「イヨマンテの夜」「願い」などを歌い、美声を披露した。
和食の味付け学ぶ 大町市 外国人の母親料理教室

 大町市保健センター(降旗孝浩所長)はこのほど、外国人の母親を対象に料理教室を開き、和食の調理法を指導した。外に出る機会や交流の場を提供しながら日本人好みの味付けを伝えるねらい。
日下久生さんに感謝状 日本棋院大町支部が囲碁大会
 大北・安曇野の棋士が集う日本棋院大町支部(宮尾永支部長)は15日、第18回・支部長杯争奪囲碁大会を大町市のアルプス囲碁村会館で開いた。同支部を立ち上げ地域の囲碁の発展に尽力した前支部長の日下久生・同支部顧問に感謝状を贈った。
日下前支部長は18年前に初代として同支部を立ち上げ、市の「アルプス囲碁村構想」をリードするなど、全国に先駆け囲碁のまちづくりに尽力し、普及啓発を通して地域の囲碁の発展に寄与した。
大会には支部会員24人が参加。日下前支部長が見守る中、トロフィーをめざしてスイス方式で競った。
児童 白馬の空を飛ぶ 北小 スキージャンプ学習
 白馬村の白馬北小学校(前田好文校長、児童362人)で今月中旬から、同校のスキー学習の一環の「ジャンプ旬間」が始まった。児童が校庭に設置されたジャンプ台で白馬の空を舞っている。
 ジャンプ学習は児童のジャンプ競技への親しみを深め、次世代のジャンプ選手育成を目指そうと、毎年行われている。ジャンプ台は昭和43年の開校100周年事業として、稲をかけるはぜ棒をPTAから譲り受けて新設したのが始まり。その後鉄骨製ジャンプ台を作り、現在に至っている。

2012年1月18日(水)付


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