地域の自然生かし活性化 まちづくり連絡協意見交換 白馬村
 白馬村の地域づくりを話し合う、「景観まちづくり連絡協議会」が19日、村役場で開かれた。村や観光局、住民団体・個人など、出席した約20人が北アルプス山麓の豊かな自然景観を生かした地域の活性化に向けて、意見を交換した。
 会合では、出席者から「自然や文化を盛り込んだマップ作りを通じて、各地区が地域の魅力を再認識できるのでは」「森林整備を進めるため、間伐材の利用促進が必要」など、それぞれの立場でまちづくりに関する意見が出された。環境整備の促進のため、ボランティアに対して村内で使える地域通貨を支払うなど、ユニークな提案もあった。
協議会はNPO法人「まちづくり白馬友の会」(松澤悳也代表理事)が発起人となり、各団体に参加を呼び掛け2年前に発足した。今後は会合で集まった意見をとりまとめ、住民に向けて情報発信していく。
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1月の一覧
ボラ活動の情報交換も 松川でふれあいサミット
 松川村社会福祉協議会と松川村ボランティアセンター(ともに平林明人会長)は19日、同村西原のすずむし荘で、第6回地区ふれあいサミットを開催し、約80人が参加した。村内17地区で開催している「地区ふれあい会」の情報交換を目的に毎年1月に開催している。
 「地区ふれあい会」は、公民館を活用してボランティアや保健補導員などが自主的に地区の人々の交流の場をつくろうと活動。各地区によって年1回から月1回、自由な形式で開催している。
自然と文化に理解 おおまち達人検定対策講座
大町市は21日、地域に関する知識をはかる第2回「信濃おおまち達人検定」の対策講座をサン・アルプス大町で開いた。受験希望者約60人が検定の傾向と対策を学びながら、市内の自然や文化に理解を深めた。
受講者は、検定のテキスト編集に携わった編集委員2人を講師に学習。美麻地区の旧中村家で続く巻俵の伝統や、大町を代表する北アルプスの山々など地域に関する講義に耳を傾け、真剣な表情で手元のテキストにメモを書き入れていた。
検定は、地域の魅力を再確認してもらおうと、市が昨年から実施している。ことしは初級のみだった大人向けの基本コースに、中級を新たに加えた。市内外から約80人が応募している。
事務局の市観光課・丸山豊さんは「まだまだ知らない魅力が隠れた大町。検定を通して勉強してもらえれば」と話した。
「大寒」響く元気な声 大町 小学生スキー体験教室
21日は二十四節気の一つ「大寒」。一年中で最も寒い時期とされる。冬真っ盛りの大町市内スキー場では、地元ならではのウインタースポーツを楽しむ、子どもたちの元気な声が響いた。
大町市教育委員会は、「小学生はじめてのスキー体験教室」を爺ガ岳スキー場で開いた。市内の小学1年から4年生までスキー未経験者約50人が市スポーツ推進委員を講師に、基本からスキーの技術を学んだ。
教室は市内スキー場の利用促進や競技の底辺拡大を図ろうと行われている恒例行事。ことしは児童に対する細やかな指導を目指し、対象を未経験者に限定した。28日に2回目を開講する。
名スキーヤー技術で恩返し 小谷流こだわりレッスン
 小谷村体育協会スキー部主催の「小谷流こだわりレッスン」が2月4、5の両日、栂池高原スキー場で開かれる。ナショナルデモンストレーターや、国体や技術選に出場経験を持つ、全国屈指の名スキーヤーが、基礎や実践的技術の向上まで、好みに応じてきめ細やかに指導するイベント。
 自分たちの出身地小谷村で自らの技術を生かし、自分たちを育ててくれた小谷村に恩返しをしようと企画。講習会の収益の一部は地元ジュニアスキークラブの活動資金に充てられる。関係者は多くの参加を呼びかけている。

2012年1月22日(日)付