冬の風物詩 寒干し大根 小谷村 軒下に白いすだれ並ぶ
 一年中で最も寒い時期の寒中。小谷村では寒さを利用して、冬の伝統食「寒干し大根」作りが行われている。白い大根が軒下にすだれのように下がる風景は冬の風物詩となっている。
 寒干し大根は秋に収穫した大根を寒風の中にさらし、乾燥させて作る、昔ながらの保存食。高い栄養価と独特の甘みと食感が、冬の食卓を豊かにする食材として古くから親しまれてきた。現代は新鮮野菜がいつでも流通していることから作る人も少なくなっている。
 土谷地区上手村集落の松澤六津美さんは「ことしは豊作で久しぶりに作った」と話す。大根を縦切りにしたものを硬ゆでにして、ひもを通して物干しにかけておく。大根はこの時期の夜の冷え込みで凍りつき、昼の日差しでとけて、その繰り返しにより水分が抜け、1か月ほどであめ色の寒干し大根が完成する。
モーグル迫力の演技に歓声 白馬さのさかでB級公認大会
 白馬村のサンアルピナ白馬さのさかスキー場で21、22の両日、全日本スキー連盟(SAJ)B級公認の「2012白馬さのさかモーグル大会第1戦」が開かれた。
全国から男女150人余がエントリー。難度の高い技を披露し、観衆を沸かせた。
 国内モーグルの大会は、ポイント制を導入し、その獲得数でA級、B級認定が決められている。同大会はB級レースの中でレベルが高く、トップレベルの選手入りの登竜門ともなっている。世界をめざす足がかりとして、初めて公式戦に出場する若手選手の姿が多く見られた。
手作りみそ体験 松川 婦人の家で教室
 松川村営農支援センターが主宰する「婦人の家手づくり教室」は20日、同村の農産物加工施設「農村婦人の家」で開かれた。村内の女性8人が、冬の風物詩となる村内産の大豆や米を使ったみそ造りを体験し、手作りの楽しさを感じた。
同教室は施設の利活用や地元の農産物で安心安全な食の伝承をしようと平成20年から開いている。教室を通して、農業後継者や仲間づくりにもつなげていく。本年度は12月にりんごジュースづくり教室も開いた。みそ造りは3年ぶり。
30回節目 記念表彰も 松川村で青少年育成大会
 第30回松川村青少年育成村民運動推進大会(松川村青少年育成村民会議・松川村主催)が21日、すずの音ホールで開かれた。学校関係者ら多くの参加があり、青少年健全育成の地域を挙げた取り組みへ一致団結した。
 大会長の平林明人村長は「30回の節目を迎え、みなさんの青少年健全育成に向けた熱い思いも脈々と続き、その成果があがってきたと考える。将来を担う子どもたちが心豊かに、希望を持って毎日が過ごすことができる環境づくりをしていきたい」とあいさつした。
 東日本大震災など受け、助け合いの重要性を再認識するなか「絆」をテーマとした小中学生による作文発表や、青少年健全育成活動に尽力した個人団体に対する表彰などもあった。
真剣な一手 腕競う 大町 新春恒例の囲碁将棋大会
 新春恒例の北アルプス囲碁将棋大会(大町公民館主催)が22日、市文化会館で開かれた。中信各地の小学生から80代まで約60人が参加し腕を競い合い、ことしの勝負運を占った。囲碁一般の部では、ちびっこ棋士の対局もあり盛り上がりを見せた。
 囲碁将棋それぞれ、有段者と一般の部で争われた。囲碁有段者の部に28人、一般に7人、将棋有段者の部に16人、一般に7人が出場した。参加者たちは、対戦相手の攻めを読むなか真剣な一手をさしていた。

2012年1月24日(火)付


手作り恵方巻きで触れ合い 大町 男性あつまり隊で料理教室
大町市美麻地区社会福祉協議会はこのほど、高齢者男性向けの介護予防事業「男性あつまり隊」で、「恵方巻き」づくり教室を美麻総合福祉センター梨嶺で開いた。季節の料理づくりを通し、地域のお年寄りたちが楽しく触れ合った。
季節の行事に合わせて、恵方巻きのすしやとん汁、油揚げの福袋などを作った。民生委員で元すし屋だったという熊谷勝利さん(66)が講師を務め、こだわりの卵焼きやのりの上に酢飯を広げる際に上下に山を作るなど、すしづくりのコツを伝授。プロならではの見事な手さばきを実演しながら教えた。
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