日本一早咲き「桜」届く 白馬南小 静岡の河津東小から
 白馬村の白馬南小学校に、同村と姉妹提携を結んでいる、静岡県河津町から、日本一早く咲くといわれる「河津桜」の小枝と同町の特産のカーネーション、鉢花などが届いた。厳しい冬の寒さが続く同村に、いち早く春の到来を感じさせている。
 河津桜は真冬に開花が始まる早咲きの桜。昭和30年代に同町で原木が発見されて地元住民の手で大切に育てられ、現在では同町を流れる河津川の河畔に数百bに及ぶ桜並木を作るまでとなった。
 日本一早く開花する桜として、見ごろの2月から3月には全国から多くの観光客が訪れる名所として知られている。カーネーションは静岡県の出荷量で河津が第1位を占める特産。南小が河津東小とスキーや修学旅行で相互交流を続けているのが縁で、毎年河津から贈られている。
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1月の一覧
「快挙」北信越で3位 大町北高バド部男子団体
 大町市の大町北高バドミントン部は、このほど開いた全国高等学校選抜バドミントン大会北信越大会の男子団体戦で3位入賞を達成した。強豪ひしめく北信越での3位は県内でも例がない「快挙」という。
同大会は20日から22日まで長野市で開催。北信越5県から県予選を勝ち抜いた1位・2位の学校が参加し、1位リーグと2位リーグに分かれ総当たりで対戦した。県大会を1位で勝ち抜いた同校は各県の優勝校と闘い、福井県の勝山高校、新潟県の北越高校にそれぞれ3対2で勝利し、3位となった。
スノーシューでブナ林散策 白馬高3年生 47スキー場で環境学習

 白馬村の白馬高校のアルプスコースで学ぶ3年生16人はこのほど、白馬47スキー場で本年度最後の環境学習を行った。同校の北原正宣外部講師の案内で、雪のブナ林をスノーシューで散策。郷土の自然と環境問題について理解を深めた。
スピードスケート全国へ 松川中生 村長表敬し意気込み
松川村スケートクラブに所属する、松川中学生の寺島英さんと伊藤美咲さん、伊藤朋伽さんは28日から長野市エムウェーブで行われる「全国中学校体育大会第32回全国中学校スケート大会」のスピードスケート競技に出場する。
3選手は1月初旬に行われた県大会で、ともに優秀な成績を収めた。寺島さんは500bと1000b、美咲さんは1000bと1500b、朋伽さんは500bと1500bに出場する。
文化財守り後世に 厳寒の大町で消防訓練
 大町市教育委員会・北アルプス広域大町消防署・市消防団などは28日、第58回「文化財防火デー」に合わせた消防訓練を同市俵町の国重要文化財・若一王子神社で実施した。歴史の中で引き継がれてきた文化財を後世に残すため、万一の守りに備えた。
同署や消防団員、同神社の自衛消防隊員、地元俵町の自治会・自主防災会員ら約100人が参加。拝殿から出火した想定で放水を実施。通報や初期消火、重要物品の搬出などを訓練した。同日は気温が氷点下となる厳寒の中、参加者はきびきびと行動した。
1月26日の文化財防火デーは昭和24年に法隆寺金堂壁画が焼損した日に合わせ制定。市では文化財を火災による消失から守ろうと、毎年市内の国宝・仁科神明宮や重要文化財・盛連寺の3か所で持ち回り訓練している。
裏山ゲレンデで成果披露 白馬南小児童スキー学習
 白馬村の白馬南小学校(望月千惠子校長、児童数118人)は27日、同校の裏山の手作りゲレンデでアルペンスキーの「裏山進級テスト」を行った。全校児童がこれまでの学習の成果を試した。
 同校は大北地域の小中学校でも数少ない学校ゲレンデを備え、長年にわたりジャンプやアルペンなどさまざまなスキー学習を行っている。進級テストはアルペン学習のまとめとして、児童のスキー技術の習熟度をはかるため、同校が独自に定めている技能級。1級から10級まであり、児童自らが目標を定め、挑んでいる。

2012年1月29日(日)付