大北各地から除雪ボラ 豪雪の小谷に支援の輪
 例年を大幅に上回る豪雪に見舞われた小谷村で、周辺地域による除雪支援の輪が広がっている。大北地域の各市町村から集まったボランティアたちが、高齢化や人口減少などによって地元での除雪が困難な地区に入り、作業に汗を流している。
県建設業協会大北支部は会員事業所に協力を呼び掛け、職員約20人が8日、北小谷来馬地区で住宅の屋根雪の除雪作業を行った。2階に迫るまで積もった雪山を登って屋根に上がり、手にしたスコップで雪の大きな塊を次々と落としていった。15日までの期間中、18社の延べ約170人が、村内での作業にあたる予定。
 村社会福祉協議会の協力要請に対しては、各市町村の行政や福祉関係者、大町青年会議所、一般住民など団体、個人から幅広い応援が駆けつけた。
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2月の一覧
巨大雪像が登場 白馬雪恋まつり サンサンパークに
 白馬村のサンサンパーク白馬に6日、巨大な雪像が登場した。白馬五竜観光協会(下川信敏会長)が県のスキー発祥100周年を記念し、雪と親しむイベント「白馬雪恋まつり」に合わせて制作した。
雪像は高さ約4・5b。正面に白馬山々、側面に県の観光PRキャラクター・アルクマと、アニメの人気キャラクターの愛嬌(あいきょう)あふれる表情が描かれている。協会員15人が作業にあたり、近隣から集めた雪を削り出し、スプレーで着色した。
下川会長は「白馬の東の玄関口を雪像で飾り、イベントを盛り上げたい。観光客にゆっくりと白馬を楽しんでもらえれば」と話した。
「雪恋まつり」は10日から村内で開催。Hakuba47ウインタースポーツパークの「かまくらビレッジ」を主会場に、各スキー場で、さまざまな催しが行われる。
練習成果発揮し競う 白馬五竜とおみ クロスカントリー大会


 白馬村のスノーハープを会場に5日、県スキー連盟公認の「白馬五竜とおみクロスカントリー大会」(白馬村スキークラブ主催)が開かれた。県内の小学生から一般まで、約360人の選手がエントリー。日ごろの練習成果を発揮しタイムを競った。
大北初 児童向け救命講習 大町東小 消防関係者講師に
 大町市の大町東小学校で7日、6年生児童を対象とした救急救命講習が行われ、2クラス65人が心肺蘇生法やAEDの使い方を学んだ。子どものころから救命法を身に付けることで安心できる地域づくりを実現しようと実施。小学生への講習会は、大北では初めての試みという。
北アルプス広域消防大町消防署の消防士や大町市消防団員が講師を務め、やさしい言葉を使いながら、心臓マッサージやAEDの使い方など本格的な指導をした。
W杯複合で初優勝 白馬出身の渡部暁斗選手
 白馬村出身のノルディック複合選手・渡部暁斗さん(23)=北野建設スキー部=は5日、ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たした。上村愛子選手(32)以来となる地元選手の快挙に、村内は祝福ムードに沸いている。
渡部選手はイタリア・バルディフィエメでのW杯第14戦に出場。ジャンプで133・5bを飛んで2位を大きく引き離し、クロスカントリーでそのまま逃げ切った。
小中学校と村スキークラブで学び、白馬高校から早稲田大学に進学した。高校で2006年トリノ五輪に出場し、10年バンクーバー五輪では9位の成績を残した。W杯ではこれまで、10年オーストリア・ゼーフェルトでの3位がベスト記録だった。
ニューヘアで若者を元気に 大北理容師会が講習会
 県理容生活衛生同業組合大北支部(大北理容師会、真島康支部長)は6日、支部講習会を大町市の大町商工会議所大会議室で開いた。20人余の支部員が参加。若者が元気が出るよう願いを込め、最新のスタイル2012ニューヘア「PRISE」を学んだ。
ニューヘアは、全国理容生活衛生同業組合連合会が世相を反映し、毎年発表する髪型。「PRISE」は毛の流れでやらわかさを表現し、ショート、ミディアム、レディースと応用できるスタイル。「ジュニア世代がより輝き高みを目指す」よう、魅力を引き出す。
安曇野市部員で全日本理美容選手権創作カット2位や東京ヘアデザイナー倶楽部レディスカットヘア優勝などの経歴を持つ、安曇野市穂高の石川健司さんが講師を務め、実技を披露し指導した。

2012年2月9日(木)付