「福めぐり」に笑顔 大町各商店街であめ市
 大町市の中央通り商店街で11日、恒例の「大町あめ市」が開かれた。ことしは「まちなか『福』めぐりスタンプラリー」が催され、北の大黒町からJR信濃大町駅前付近までの商店街が、多くの来場者でにぎわった。
来場者の回遊性を高めようと、大町商工会館より北側を「アトラクションエリア」と位置づけ、パターやフリスビー、ボール取りなどのゲームを遊びながらスタンプを集めるコーナーに設定。駅前から北端まで、全域をめぐるようにした。
予定を上回る約500人が参加し、まちなかの各「福」ブースとアトラクション合わせて、次々にスタンプをそろえた。テレビや自転車が当たる福引を回し、玉の色に笑顔がふくらんだ。
立川市で特産おやきPR 地域振興協 ふれあい広場出張販売
 大町市美麻、小川村、長野市中条でつくる、オリンピック白馬ルート地域振興協議会はこのほど、「アルプスおやき恋訪(れんぽう)ふれあい広場」の出張販売を初めて大町市の姉妹都市・東京都立川市で開いた。大町市の東の玄関口、県道長野大町線沿線を特産品のおやきでPRした。
JR立川駅近くのイベント会場・はな広場に設置された会場には、静のおやきや麻の館など、3市村のさまざまなおやきが一堂に並び、訪れた都内の来場者に好評だった。ブースには小さな雪だるまも置かれ、観光パンフレットやポスターなどで地域資源をアピールした。
来場者には地元出身者やスキーなどで近隣を訪れた人もあり、ふるさとの味と白馬ルートの魅力で話題に花が咲いた。
大町市内6店も出店 安曇野市 なでしこマーケット
 大町市や安曇野市などの女性企業家でつくる「アルプス女性企業家会議」(海老澤豊子会長)主催の「信州なでしこマーケット」(宮永玉子実行委員長)が11日、安曇野市豊科の安曇野スイス村サンモリッツで開かれた。中信地区を中心に、大町市内の6店を含む32店が出店。各店の一押し商品が並ぶ会場で、ステージでダンスや音楽も披露されたりとにぎわった。
同会は異業種、さまざまな年代の会員が集まり発足。地域への情報発信や交流、貢献活動をしようと地域企業に参加を募り、同イベントを始めた。
竈神社のしめ縄作り 大町市老連わら工芸部会
 わら工芸の伝承に努める大町市老人クラブ連合会わら工芸部会(三原展夫部会長)はこのほど、大町市役所敷地内の市消防団詰め所2階で、平成23年度第2期わら工芸教室を開講した。
 2期では竈(かまど)神社のしめ縄を力を合わせて作るほか、わらじ、円座、猫つぐら、みのなど、それぞれが勉強したいものを作る予定。
 友人に誘われて初参加した勝野戍さんは、「子どもの頃はわらで編んだ草履をはいて通学し、父がわら細工をしているところを見たし、自分でも少しは作った。今回参加したのは、ごんぞ(雪長靴)やしっぺぞ(つま先に雪よけのついたわらじ)を作ってみたいから。塩の道博物館にあるそうなので、見て勉強して作ってみたい」と、意気込みを話した。
命の尊さ理解して
市立大町総合病院の助産師 小谷小で「命のお話出前講座」

 小谷村の小谷小学校でこのほど、5、6年生を対象に市立大町総合病院の助産師による「命のお話出前講座」が行われた。性や妊娠・出産の知識を正しく伝えることで、命の尊さを理解してもらおうという取り組み。同院の小林弥生さん、上村美智子さん、御子柴めぐみさんの3人が来校し、児童に男女の体の違いや、誕生のしくみ、命の尊さについて説明した。
 命は自分一人のものでなく、人が親となり子どもを育て、さらにその子が親になることで引き継がれ、つながっていることを強調。さらに出産時の大変さについて話した。
水力発電でLED 池工、赤田工業と連携 池田
 池田町の赤田工業で技術を学ぶ、池田工業高校3年生が同社隣接の水路で製作した小水力発電所が10日、お披露目された。ことしは水利権を取得してLEDを点灯し、生徒が先輩から後輩に引き継いだ設備が、6年間をかけて稼働を迎えた。
発電所は同校と地元企業と連携して人材育成を図る「池工版デュアルシステム」の一環で、生徒たちが平成18年から製作と改良を積み重ねてきた。水の流れを利用して水車を回し発電、最大100hを出力できるという。県によると、高校による水利権取得は県内で初という。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

2月の一覧

2012年2月12日(日)付