小谷から冬のおくりもの 田んぼオーナー推進会議が発送
 オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村の「小谷村田んぼオーナー推進会議」はこのほど、冬バージョンの「おたり村から季節感感じるおくりもの」の農産物発送を行った。
 棚田オーナーらに旬の地場産農産物を直送し、食の面から村を身近に感じてもらおうとの取り組み。ゆうパックを利用して県内外の16家庭へ発送された。
 今回送られたのは雪中甘藍(かんらん)、雪中人参、インゲンやたくあんなど。いずれも収穫期を冬にあわせて育てられる、先人の知恵を活用した同村の冬の名物。ことしは豪雪で、野菜を雪の中から掘り出すのに苦労したという。
1年の研究成果発表 大町高校理数科2年
 大町高校は10日、理数科2年生による課題研究発表会を開いた。物理、生物、化学、数学の各グループに分かれ、1年間取り組んできた研究成果を発表した。
生徒たちは、プロジェクターを使って研究成果を詳しく説明。物理班は「おしゃれ繊細」と題する実験の結果を発表。繊維を構成する高分子が一定方向に並ぶと、強度と硬さが増すという結論を導き出した。光が及ぼす高分子の影響を偏光サングラスなどを例に報告した。
 発表会場の教室には、後輩の1年生や信州大学、高校関係者らが詰め掛け、専門知識を積み上げまとめた研究発表に関心を示していた。
プラネタリウムで星空体験 大町エネ博 松川小生が理科の学習
 松川村の松川小学校4年ろ組32人は10日、大町エネルギー博物館(山本勝洋館長)を訪れ、理科の学習で「月と星」について勉強した。館プラネタリウムを鑑賞し、上原達宏主任学芸員に星座や星の動きについて熱心に質問していた。
 太陽系の展示物を熱心に書き取っていた千国晃汰君は、「小さいころから星に興味がありました。星の名前や星と星との関係が知りたい。今年の日食もとても楽しみです」と目を輝かせていた。
 引率の後藤麻由教諭は、「月や星の動きをプラネタリウムで体験として感じてほしい。なかなか星を見る機会がないので、ここで学んで星座や星空の良さを分かってほしい」と話した。
貴重な資産 古民家守ろう 小谷村中土地区埋橋 空き家の除雪ボラ

 例年にない大雪に見舞われ、災害救助法が適用された小谷村では、ボランティアらの支援で除雪が進み、住民の生活は平穏を取り戻しつつある。しかし住人のいない老朽化した空き家では、屋根雪の重みによる倒壊が懸念されている。11日は過疎により住む人がいなくなった消滅集落の中土地区埋橋(うずはし)で、地域の貴重な資産の古民家を守ろうと、住民有志による雪下ろしボランティアが行われた。
「夢花火と音の祭典」にぎわう 大町温泉郷 おもいで話グランプリ発表
 大町市大町温泉郷の冬の風物詩「夢花火と音の祭典」のイベントが11日、森林劇場野外ステージ周辺で開かれた。大町の冬らしいしんしんとする寒さのなかで、民話の語りや花火などのイベントが行われた。
来場者のメッセージが込められともされた「メッセージキャンドルライト」で彩られた会場では、もんぺの会による民話「雪女」などがゆっくりと語られた。
 冬や雪、信州の思い出を募集した「おもいで話グランプリ」の表彰、発表が行われ、全国から38通あった応募作品から、グランプリの松本市の小幡周子さん、準グランプリの安曇野市の松下英美子さんの作品が披露された。大町生まれの女性からの、昔の大町の情景が浮かんでくるような温かい、雪とたわむれた思い出が来場者に伝えられた。
日々の努力たたえる 松川村スポーツ少年団表彰式

 松川村スポーツ少年団表彰式が11日、同村すずの音ホールで開かれた。日ごろ、スポーツで努力を重ねている18人の選手らが努力賞表彰を受けた。
同団には現在、小学生から高校生まで128人が、柔道、剣道、サッカー、バレーボール、空手の選手として所属。日々の練習や大会参加などに励んでいる。

2012年2月14日(火)付


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