八方尾根火祭りにぎわう スキー100周年記念 盛大に
 白馬村の八方尾根スキー場名木山ゲレンデ特設会場で18日、「八方尾根火祭り」(同実行委主催)が開かれた。日本にスキーが伝来してから100周年の節目を迎え、実行委では100周年を記念した多数の催しを実施。国内外からの多数の来場者が、祭りを楽しんだ。
 県スキー100周年にちなみ、スキースクール指導員ら約100人のたいまつ滑走がゲレンデを幻想的な光の列で彩った。たいまつの火は、オーストリア・ハンガリー帝国の軍人・レルヒ少佐が、上越市高田の地にスキーを伝えたといわれる「日本スキー発祥の火」を使用。
 火は八方の「山とスキーの総合資料館」の丸山庄司館長、長野県にスキーを伝えた市川達譲氏に扮(ふん)した長野県観光振興課の関係者、太田紘煕村長、三枝兼径八方尾根観光協会長、地元のスキージュニアの子どもたちへとトーチリレーで引き継がれた。
 子どもたちはこれからのスキー100年に向けて力強い誓いの言葉を述べ、会場に設置された巨大おんべに点火。大きな炎となって燃え上がり、100周年を祝った。

 特設舞台ではお笑い芸人こてつのライブ、地元白馬八方太鼓の勇壮な太鼓演奏、鏡開きと地酒の振る舞い、抽選会など多彩な催しが行われた。長野県の公式キャラクター・アルクマや地元のおひょっくり、小谷のたりたりといった人気ゆるキャラが多数集合し、イベントを盛り上げた。
クロカン声援受け滑走 白馬スノーハープでジャパンパラ
 障害者スポーツの国内最高峰「2012ジャパンパラリンピック冬季競技大会」のクロスカントリー競技が17から19日まで、白馬村のスノーハープで開かれた。全国から集まった選手たちが地元住民らの声援を受けながら、オリンピックの舞台となったコースを滑走し、表彰台を目指した。
競技はクラシカル(男女5`)、フリー(男子10`、女子5`)、シットロング(男子10`、女子5`)、シットショート(男子5`、女子2・5`)の4種目に約30人が出場した。
北アから被災地へメッセージ 大町でチャリティーイベント
  東日本大震災と県北部地震の被災地を応援する「北アルプス山麓からのメッセージ 忘れてはならない3・11$k災チャリティーイベント」は18日、大町市のくろよんロイヤルホテルで開かれた。震災から丸1年を前に復興に向けた応援メッセージを送り、被災地との「絆」を確認した。
 会場では来場者が「手を取り合いながら、心と心を交わしたい」「力を合わせてがんばりましょう」など、被災地へのメッセージを書いて風船とともに大空に飛ばした。イベントの様子はインターネットの動画共有サイト「USTREAM」で中継。映像を録画し、誰もがいつでも見られるようにする。
池田町 薬剤注入の手法指導 被害2500本 松くい虫対策講習会
 池田町は17日、松くい虫予防対策薬剤講習会を同町創造館などで開いた。町内や大町市の自治体、一般の参加者約50人が、年々増加する、松くい虫被害防止への対策として、現状把握や薬剤の施工方法などを学んだ。
平成17年に初めて松くい虫被害が発見された同町内では、現在被害木は約2500本にのぼり、薬剤薫蒸など対策を行っているが、被害は増え続けているという。来年度以降、補助金減額の可能性もあることなどから、初めて講習会を開いた。
期待ふくらむ新生活 白馬北・南小学校 園児が一日体験入学

 白馬村の白馬北小学校と南小学校で17日、4月に入学予定の園児の一日体験入学が行われた。北小には約50人の園児が来校。1年生とゲームなどで楽しく交流しながら、小学校生活への期待をふくらませた。

2012年2月21日(火)付


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