祝福受け“巣立ちの日” 大北4高で卒業式
 卒業シーズンを迎えた2日、大町、大町北、池田工業、白馬の大北4高校で卒業式が開かれた。大町市の県立大町高校(下坂一俊校長)では、3年生153人が保護者や在校生の祝福を受け、質実剛健、文武両道の校是と「魂知和(こんちわ)」の精神で取り組んだ3年間を終え、巣立ちの日を迎えた。
 卒業生たちは、一人ひとり担任の呼びかけに答えて大きく返事をし、起立。クラスの代表者が登壇し、下坂校長から卒業証書を受け取った。会場には「蛍の光」が響き、在校生や保護者が拍手で見送る中、会場を後にした。
ハーブ 町民に配布へ 池田町 生産者組合3000本定植
池田町のハーブ生産者組合(内山高志組合長)は1日、町内に配布するハーブの定植を行った。同町のキャッチフレーズ「花とハーブの町づくり」を町民に浸透させ、花やハーブでにぎわう町にしていこうと、町民にハーブを提供する計画だ。
 ローズマリーや月桂樹、ラベンダーなど約3000本を挿し木で定植する作業が行われた。植物が成長しやすいように挿し木の苗の上部を切り、根が張りやすいようにポットに斜めに挿した。
思い出と希望胸に巣立ち 白馬高校で卒業式

 白馬村の白馬高校(六川雄一校長)で2日、卒業式が開かれた。3年生52人が3年間の高校生活の思い出と希望を胸に学びやを巣立ち、新たな一歩を踏み出した。
 在校生、保護者に見守られ、担任教諭から卒業生1人ひとりの氏名が呼び上げられ、卒業生代表が六川校長から証書を受け取った。
「お店屋さんごっこ」交流 大町西小1年2組 はなのき保年長児と
 大町市の大町西小学校(幅下守校長)の1年2組25人と、同市若宮町の市立はなのき保育園(伊藤孝江園長)の年長児29人は、昨年10月から月1回のペースで交流会を開いてきた。
 29日は本年度最後の交流会となり、小学生が準備した「お店屋さんごっこ」や歌の交換などを同園遊戯室で楽しみ、良い思い出づくりの場となった。
 児童たちは今回の交流を全員がかかわる場にしながら園児たちを楽しませたいと考え、自分たちも保育園時代に楽しかった「お店屋さんごっこ」を企画。登校後や休み時間などを利用して販売する小物を手作りし準備した。
悩み気づき自殺防止を 対策強化月間に街頭啓発
 3月の「自殺対策強化月間」に合わせ、初日の1日、県内で一斉キャンペーンが行われた。大町保健福祉事務所は、大町市のアップルランドデリシア大町駅前店店頭で街頭啓発を行い、地域住民に啓発した。テーマに「あなたもゲートキーパー宣言」を掲げる。
 予防月間は31日まで。3月は決算が迫る年度末や進学・就職・転勤などの環境変化が多いことからストレスにつながり、全国的に自殺が増える時期とされ、対策を強めることで防止につなげようと定めている。国民一人ひとりが、身近な人の悩みに相談できる「ゲートキーパー」となり、身近な人たちが悩みのサインに気づき支えあえる社会づくりを呼びかけている。

2012年3月3日(土)付


伝統大会 リーゼン腕競う 白馬八方スキー場で
 第66回八方尾根リーゼンスラローム大会(白馬村・八方尾根開発主催)が1、2の両日、八方尾根スキー場で開かれた。全国で草分け的な伝統あるスキー大会に、延べ約680人が出場しタイムを競った。
 大会は、太平洋戦争中に東京から白馬へ疎開していた、後の法政大学教授・福岡孝行さんが、地元住民にスキーを指導するなかで、競技の魅力を広めようと開催を提唱。賛同した地元青年団がコースを切り開き、昭和22年に第1回大会の開催を迎えた。
 ことしはリーゼンスラロームコースに設けられた全長約2100bと1800bの2コースで、男女や年齢別12部門の競技が行われた。全日本スキー連盟の元デモンストレーターや、全国各地のスキークラブの選手などが出場し、旗門の間をさっそうと滑っていた。
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