大網の笹ずし℃汾「代に 小谷村 特産品推進準備室が教室
 小谷村の特産品推進準備室は1日、同村大網公民館で「大網の笹ずし教室」を開いた。小谷村に昔から伝わる伝統食を掘り起し、次世代に伝える企画の第2弾。
 村でも独特な食文化を持つ大網地区に伝わる笹ずしの作り方を、地元在住の笹ずしづくりの達人・大日方サト子さんと諸角妙子さんを講師に学んだ。
 笹ずしは、クマ笹を敷いたものにすし飯を乗せ、その上にクルミや山菜などの具を乗せて作る押し寿司。同地区では祭りや来客の「ハレの日」のごちそうとして、古くから親しまれてきた。
火災時の連携確認 大町市 常盤で消防総合訓練
「春の火災予防運動」期間中の3日、消防総合訓練が大町市常盤の近藤紡績所大町工場で行われた。大町消防署と市消防防災課、市消防団、工場職員約180人が、火災に対する実践的な訓練で連携を確認した。
訓練は工場内から出火し、逃げ遅れた職員がいるとの想定で実施した。煙が充満するなか、通報によって駆け付けた消防団や消防署が放水や救助を行い、日ごろの鍛錬の成果を発揮していた。敷地内の社宅では、はしご車を使い、3階からの救助活動も行われた。
火災予防運動は1〜7日まで、全国の消防関係団体が「消したはず決めつけないでもう一度」をスローガンに、啓発活動を展開。大北地域では北アルプス広域消防本部が、4月頃まで寒さが続き空気が乾燥するとして、暖房やあぜ焼きへの注意を呼びかけている。
同消防署の伊藤和實署長は「管内では昨年、火災による死者なかった。ことしも犠牲者を出さないよう、家電や暖房など身の回りをチェックし、防火に努めてほしい」と話した。
親への感謝 手紙に 大町北小6年 最後の参観日
 大町市立大町北小学校(金井伝校長)は1日、本年度最後の高学年参観日を開き、1年間の学習の成果や振り返りなどを保護者に発表した。
卒業式まで約2週間となった6年生81人は、小学校生活最後の参観で保護者に向けた感謝などをつづった手紙の披露やクラス全員で声を合わせた群読などを各教室で行い、体育館ではコブクロの「蕾(つぼみ)」を合唱した。子どもたちの成長した姿に涙ぐむ母親の姿があちらこちらで見られた。
児童の読みあげた手紙では、6年間の思い出や将来の夢、入学から今までの思い出を振り返った。思春期や反抗期といった年齢に差し掛かり、心の中では思っていても普段言葉では表せない親への感謝を素直に伝えた。
楽しいひなまつり=@小谷保育園で給食や合唱
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)で2日、「ひなまつり」が行われ、園児たちがおひなさまとお内裏様に扮(ふん)するなどして日本の伝統行事に親しんだ。
 全員におひなさま気分を味わってもらおうと、保育士がお内裏様とおひなさまの顔だしパネルを製作。園児二人でペアを作り、かわいい「人間びな」に扮した。
 手作りおひなさまに園児は大興奮。交代で壇上に上がり、すまし顔をしながらポーズをとって喜んでいた。
 保育士は桃の節句の意味や由来などを説明。園児たちは童謡「うれしいひなまつり」を手拍子を交えて合唱し楽しいひとときを過ごした。
当日は「ひなまつりおにぎり給食」が実施された。保護者の愛情たっぷりの、お内裏さまの形をしたかわいらしいおにぎりがずらり。ひな祭りにちなんだおかずをとともに、おいしそうにほおばりながらひと足早い春を祝った。

2012年3月4日(日)付


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