炎の演出 中土雪祭り 小谷村 太鼓演奏で創作劇
 小谷村中土の中土観光交流センター・やまつばきを会場に4日、同地区恒例の「2012中土雪祭り」(同実行委員会主催・山本幸忠実行委員長)が開かれた。豪雪の影響で1か月遅れで開催。「大雪に負けるな」を合言葉に、村内外から多数の来場があった。地域最大のどんど焼きのほか、信州小谷太鼓の伝統芸能をアレンジした創作劇「当世小谷田楽冬編・星見」の上演が行われ、評判を呼んだ。
 小谷田楽は、都市と農村の交流による棚田の米作りを取り入れている同村で、伝統芸能をもとに創作劇で村おこしをしようと、東京の劇団と村の若手らが手がけている。
大町に初ATポンプ車 市消防団で交付式
 大町市消防団の消防ポンプ車交付式は2日、同市役所で行われ、最新鋭の消防ポンプ車1台を市から市消防団に交付した。第1分団第3部に配備して、市民の安心安全の向上に役立てる。
 消防ポンプ車は、従来車両が平成7年配置で老朽化したことに伴い導入した。同市の消防車両としては初めてのオートマチック車で、ポンプ性能は毎分2650g以上、従来車よりも毎分200〜300g向上した。車両価格は1535万円。
交付式で牛越徹市長は「東日本大震災から1年が経過しました。大災害には地域の実情に精通した団員の皆さんの活動が不可欠となります。一致団結して市民の安全確保に当ってください」とあいさつ。
 交付証を受けた福島佐智夫団長は「財源が厳しいなかで、最新鋭のポンプ車を配置いただきました。大切に使わせていただきます」と引き受けの言葉を述べた。
腕自慢たちが頭脳戦 池田で囲碁・将棋・麻雀大会
  池田町公民館(倉科栄司館長)は3日、第41回「囲碁・将棋・麻雀(マージャン)大会」を開いた。子どもからお年寄りまで3種目に約70人が出場し、優勝を目指して頭脳戦を繰り広げた。
大会は住民の親睦を目的にした恒例行事。麻雀にはことし、募集人数を越える応募や問い合わせがあり、公民館講座の卒業生など腕自慢たちが集まった。各種目リーグ戦やトーナメント戦で競った。
ゲーム感覚で能力測定 松川に交通安全体験車
 安全に車を利用するための長野県警の「交通安全体験車チャレンジ号」の体験がこのほど、松川村の老人福祉プラザ松香荘で開かれた。施設の利用者ら約50人が、さまざまな測定器で身体能力を確認した。
参加者は、体験車に搭載している車の運転を疑似体験して、歩行者の飛び出しがあったときのブレーキなど注意力を測るテストや、点滅するボタンをすばやく押し、動作判断、動体視力などの測定を体験。結果が良くない項目などについてスタッフからアドバイスを受け、交通安全の能力を確認していた。
チャレンジ号の運行に併せて、東松川地区や緑町地区など近隣の高齢者宅訪問も行われた。交通事故への注意を呼びかけるとともに、不審者の訪問や振り込め詐欺に気をつけるように呼びかけた。
消火と救助 連携を確認 松川村 春の総合防災訓練
  北アルプス広域南部消防署と松川村消防団は「春の全国火災予防運動」期間中の4日、春季総合防災訓練を村ライフプラザ・かぶろ会館で開いた。署員と団員約110人が参加し、消火と救助活動を盛り込んだ実践的な訓練で、連携を確認しながら、日ごろの鍛錬の成果を発揮した。
訓練は施設から出火し、屋内に逃げ遅れた住民がいるとの想定で実施した。通報を受けて駆け付けた団員たちが建物に向かって次々と放水。署員が屋内から要救助者を助け出し、救急隊員が応急処置の方法を実演しながら、団員に指導した。
感謝込め10年振り返る 小谷小4年 2分の1成人式
 小谷村の小谷小学校の4年生29人が2日、成人式を迎える20歳の半分、10歳を区切りとした「2分の1成人式」を行った。
 保護者らを招待してともにこれまでの10年間を振り返り、自分を守り育ててくれた家族や周囲の人々へ深く感謝し、これからの自分について考え合った。
 児童1人ずつが、この日のためにつづった作文で、自分の将来の夢などについて発表。スキーやサッカー選手、医師や看護師など、さまざまな夢を語った。「大工になって豪雪地の冬をあたたかく過ごせるような家を建てたい」という、思いやりにあふれた夢も多く見受けられた。
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3月の一覧

2012年3月6日(火)付