小谷温泉スキー場 大渚山大滑降演練大会が復活
白馬山麓最古70年ぶり
 小谷村中土の小谷温泉スキー場で17と18の両日、昭和18年(1943)に開催された白馬山麓最古のスキー大会「大渚山大滑降演練大会」が、70年ぶりに大渚山一帯で復活する。関係者は「伝説のスキー復活と同時に、バックカントリーの魅力を伝える機会になれば」と、多くの参加を募っている。
 小谷温泉スキー場は同村にスキーを伝えた小谷温泉の故山田寛さんにより、大正時代に白馬山麓で最も早く開かれた。昭和初期にはスキー愛好家のツアーの拠点や練習地としてにぎわった。現在は日本のスキー文化の原風景を感じさせるバックカントリースキーのエリアとして人気を集めている。
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3月の一覧
市政議論の場実感 大町北小6年生 議会3月定例会見学
 大町市の大町北小学校の6年生3クラス81人は7日、市議会3月定例会を見学した。社会科公民や総合的な学習の中で、身近な問題を行政と市会議員が議論する場を実感した。
同学年はこれまで、公民分野などで日本の地方自治や国政について勉強。修学旅行での国会議事堂を見学など、国から身近な地方自治体まで学んだ。総合的な学習では、市の出前講座などで学び、大町市のまちづくりについて学んできた。
定例議会見学はこれまでの学習のまとめとして、市民の生活の向上をめざし議論している様子を肌で感じてもらおうと行った。
本会議では一般質問が行われ、定住促進や市の知名度アップ、魅力的なまちづくりなどについて議論され、児童たちは熱心にメモを取っていた。
アンコウつるし切り実演 大町市 折弁お酒をたしなむ集い
 大町市東町の「折弁」(荒川松子支配人)は6日、3月の「お酒をたしなむ集い」を開き、人気イベント「アンコウのつるし切り実演」を行った。新潟県・糸魚川市場の「糸一」に勤務する加藤直仁さん(46)が来場、巧みな包丁さばきに軽妙な解説を加え、持参した15`の大物を豪快に切り分けていった。
折弁の「お酒をたしなむ集い」は市内3蔵の地酒を盛り立てようと、平成15年12月から月例で開催(8月を除く)、当番蔵の地酒と旬の料理を提供している。今回の当番蔵は金蘭黒部醸造元・市野屋商店。

エコキャップ回収に感謝状 NPO推進協 三井生命長野
大町西、八坂小に連名で




 世界の子どもにポリオワクチンを送るなどの活動を行うNPO法人エコキャップ推進協会(藤沢久美理事長)=横浜市=と三井生命長野支社(冨谷拓真支社長)=松本市=は6、7日の両日、エコキャップの回収に取り組む大町市内の2小学校に連名で感謝状を贈った。
春告げるザゼンソウ 大町市 宮の森自然園
 北の安曇野でも雪解けの時期を迎え、大町市平大出の宮の森自然園にザゼンソウが顔を出した。
 「座禅草」と書く里芋科の多年草で、雪を割るように湿地に顔を出し、雪国に春を告げる花の代表格。花のころの姿が、色も形も達磨大師が座禅を組む姿にそっくりなので、この名がついたという。
 また、その姿から「ダルマソウ」や春一番に姿を見せるため「春坊主」の異名がある。
 この花は開花する際に発熱が起こり、約25度まで上昇し、そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げているという。
福祉の担い手育成 大町 ボランティアリーダー研修会
 大町市社会福祉協議会と市ボランティアセンターは8日、第18回ボランティアリーダー研修会を大町公民館分室で開いた。地域福祉の担い手育成をめざし、地域でボラ活動する人たちが、レクに応用できる身近なものを使った遊びに触れた。
さまざまな団体で後継者不足に悩む中、社会福祉を支える地域の「担い手づくり」が課題となっている。研修会は、活動の参考になる情報を共有し、地域で担い手を引っ張るリーダー養成につなげようと、毎年開いている。

2012年3月9日(金)付