やしょうま食べ伝統食知る 白馬村 子育て支援ルーム

 白馬村の子育て支援ルームで8日、2、3歳児の未就園児を対象とした食育活動「やしょうまを食べよう」会が開かれた。地域に伝わる伝統食の大切さを若い主婦らに広げ、次世代を担う子どもたちに小さなころから伝統食に親しみ、食育を身近に感じてもらえるようにという企画。同村の食生活改善推進協議会白馬支部のメンバーが手作りしたやしょうまを味わいながら、昔の暮らしに思いをはせた。
「ありがとう」伝えあう 大町市 しらかば保育園お別れ会
 大町市平の市立しらかば保育園(長沢育子園長・園児68人)は7日、もうすぐ迎える卒園式を前にお別れ会を開いた。年少〜年長児が最後の交流会でスタンプラリーや宝探しを楽しみ、プレゼントの交換で「ありがとう」の気持ちを伝えあった。
  グループ活動の締めくくりとなったお別れ会は笑顔と歓声があふれた。子どもたちは給食もグループで味わい、ゆっくりのんびりとした1日を過ごした。
市内8保育園の卒園式は23日に行われ、166人の子どもたちが各園を巣立つ。
県北部地震の復興支援へ 大町商議所青年部が義援金
 大町商工会議所青年部(佐藤治会長)は8日、県北部地震の復興支援に役立ててもらいたいと、義援金4万1493円を北安曇地方事務所の長澤一男所長に託した。
 「大町あめ市」の会場で青年部が実施した駄菓子屋での全収益金と、会場に設けた募金箱に集まった善意の全額を義援金に充てた。
 佐藤会長(45)と上條慶一郎副会長(35)、青年部創(つくり)委員会の竹内祐一委員長(44)が所長室を訪れ「青年部メンバーと多くの市民の気持ちが入っています」と義援金を手渡した。
 長澤所長は「息の長い支援が求められている。心温まる義援金はありがたい。県庁を通じて確実に被災地に届けさせてもらいます」と感謝した。
環境問題へ関心高める 小谷小6年 中電職員が出前講座
 小谷村の小谷小学校で6日、6年生33人を対象に、中部電力安曇野営業所職員による出前講座が行われた。次世代を担う子どもたちへの地球温暖化防止の環境教育推進を目的に、同社が実施している啓発活動の一環。楽しいゲームを交えた講義で、子どもたちが環境問題への関心を高めた。
 職員の今井惠美さんが地球温暖化の原因や、便利な文明社会を支える石油や天然ガスなど、エネルギー資源の役割、しくみについて広く講義を行った。
 日常生活でたくさんのものを燃やすという、人間の活動による二酸化炭素の排出が温暖化の大きな要因となっている」と話し、電気を作ることでも発生すると説明。リサイクルや一人ひとりの心がけで、温暖化を防止するために、貴重なエネルギーを大切に使うことの重要性を呼びかけた。
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3月の一覧
実力は技能を競う 全日本スキー技術選手権 白馬村
 全国のスキー指導者の頂点を決める、第49回全日本スキー技術選手権大会(全日本スキー連盟主催)は11日まで、白馬村の白馬八方尾根スキー場で開かれている。実力派の選手約700人が出場し、「真のスキーテクニックチャンピオン」を目指し、技能を競っている=写真。
大会はスキー連盟の技能テスト1級以上で、地方予選を通過した選手らが出場。こぶが残った斜面や凍った斜面など変化に富んだコースを競技場に、選手のスピードや深い回転弧、自然で楽な身体運動などを評価する。
 9日は本選が行われ、予選通過者やシード選手の男子約180人、女子約80人が出場した。悪天候のため一部中止となったが、選手たちは目にもとまらぬ速さで観客の前を通過。豪快な滑りに、大会ファンから大きな歓声が響いた。
荷車で「元気な大町に」 西小3年2組 まちづくり協議会に寄贈

 市立大町西小学校3年2組の児童25人は8日、総合的な学習の一環で中心市街地活性化イベント「荷ぐるま市」に出店した売り上げを活用し、購入・修繕した荷車を大町まちづくり協議会(佐藤悟会長)に寄贈した。商店街活動を学んできた一年間の学習の最後に、まちににぎわいを取り戻す願いを込めた。

2012年3月10日(土)付