信濃教育会絵画展 信州の子らの絵 後世に 大北の小中から9人入選
 信濃教育会が主催する、信州の子どもたちの絵を後世の貴重な教育資料として残す「信州子ども絵画100年館の絵」展で、大北地区から小学生6人、中学生3人の絵が中央入選に選ばれた。
絵画展は信濃教育会の創立100周年を記念し、子どもたちの絵を100年にわたって収蔵保存していこうという事業で、本年度で25年の節目を迎えた。
 中央入選の作品は教育会館での月替展示や各地の巡回展示、写生会や学校での授業での利用、カレンダーや新聞など印刷物へ活用。これまでに1万4000点余の作品が収蔵されている。毎年県内各地の小中学校から数千点を超える応募があり、200点余が中央入選に選ばれる。
大震災時の火災備え 池田町 高瀬荘で春の消防訓練
 北アルプス広域南部消防署(長ア喜治署長)と池田町消防団(赤羽正団長)は11日、春季火災予防消防総合訓練を同町の特別養護老人ホーム高瀬荘(太田和子所長)で開いた。署員や消防団員合わせて約170人が参加し、大震災時に各地で発生した火災に備え、結束力や行動力を高めた。
春の全国火災予防運動の一環として、昨年移転改築し、新しくなった高瀬荘で迅速な消火活動や避難誘導を行おうと初めて訓練を実施した。
「日記風安曇節」4000首 松川の高田さん歌詞制作
 松川村の民謡「安曇節」を伝承する、正調安曇節保存会相談役の高田尚武さん(79)の作る「日記風安曇節」の数がこのほど、4000首を達成した。安曇節の「7・7・7・5」の26文字で長年にわたり日々の出来事をつづっている。安曇節創始者の医師・榛葉太生の精神を継ぎ、安曇節制作の普及に力を注いでいる。
高田さんは以前は同保存会の副会長も務め、安曇節の普及、伝承に取り組んでいたが、「安曇節を歌ったり、踊ったりはするが、作る人がいないと絶えてしまう」と危機感を覚えたという。「へたでもいいからなんでもやってみよう」と日記風安曇節の創作を平成21年末から続けてきた。
心込めて卒業祝う 白馬北小 6年生を送る会
 小学校の卒業式を間近に控え、白馬と小谷の各小学校で「6年生を送る会」が開かれた。白馬村の白馬北小学校ではこのほど行われ、卒業を控えた6年生68人に在校生がこの日のために企画した心のこもった出し物で卒業を祝い、最後の思い出を深めた。
 5年生が中心となり、在校生全員で力を合わせて会場の飾りつけや会の進行を行った。歌や合奏、呼びかけで、在校生が6年生との思い出を振り返りながら6年生に心からの感謝の気持ちを伝えた。
訪問向け事前学習開始 美麻小 姉妹都市メンドシーノ交流
 大町市の姉妹都市・米国カリフォルニア州メンドシーノとの相互交流で、来年度5月に訪問を予定している美麻小学校4・5年生は14日、事前学習会の初回で交流の歴史や意義について学んだ。
 交流事業を支える有志でつくる「メンドシーノ交流ボランティアネットワーク」代表の前川浩一さんや同行するボラらが訪れ、講師を務めた。現地の紹介や姉妹都市交流の歴史、小学生全員が訪問する意義などを教えた。
 活動は行政や議会、ボラや学校など多くの人の協力で実現しているとし、旧村の人たちが交流を支えたのは、子どもたちが将来の大町や日本を背負えるよう、国際感覚を養う機会にしたいという願いが込められていると、交流の意義を説明した。
市民から感謝のメッセージ 大町病院守る会「ありがとうポスト」

 住民の立場から地域医療を支えようと大北地域の有志でつくる「市立大町総合病院を守る会(北村喜男会長)はこのほど、同病院に設置していた「ありがとうポスト」の3度目を開封した。患者や家族から届けられた感謝のメッセージ約200通があふれた。

2012年3月15日(木)付


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