池田町高瀬中 思い出胸に学びや巣立つ

 池田町の高瀬中学校(中沢俊晴校長)でも、3年生の男子50人、女子39人計89人が卒業を迎えた。春らしい暖かな陽射しのなか、仲間とともに過ごした3年間の思い出を胸に学びやを巣立った。
 式辞で中沢校長は「みなさんが新たな一歩を踏み出す4月が近づいている。希望を持って歩めば、可能性のある芽を持っている。その芽をたくましく伸ばして将来を切り開いていくことを期待しています」と呼びかけた。卒業生たちは贈られた言葉や胸に残る思い出に涙を浮かべていた。
復興願い「福よせ地蔵」 白馬の柏原さん アジサイ園に
 白馬村で宿泊業を営む柏原孝至さんはこのほど、自宅近くのアジサイ園に、東日本大震災と長野県北部地震の復興を願う「福よせ地蔵」を建立した。未曾有の震災で被害を受けた人々の悲しみや苦しみを癒やし、福幸(復興)へ願いを託し、東北に向けて安置。震災から1年にあたる11日、開眼供養が行われ、地域住民ら多数が参列して鎮魂と復興を祈った。
 地蔵と安置されている周囲の石の素材は柏原さんが20数年前に村内で切り出したという白い大理石で重さ8d。地域住民が花で地域の活性化を願って手がけている「アジサイの里」のシンボルとして利用したいと思っていた折、震災が発生。自分たちの幸せでなく、広く日本の元気や幸せを考えたいと、地蔵の建立を思い立ったという。
感謝と旅立ち祝う 小谷中 3年生を送る会

 卒業を間近に控えた小谷村の小谷中学校で14日、生徒会主催の「3年生を送る会」が開かれた。在校生がこれまで学校の中心として頑張ってきた3年生に心からの感謝をささげ、先輩34人の新たな旅立ちを祝った。
 3年間の卒業までの歩みをスライドにまとめ、思い出を振り返りながら1・2年生が学年ごとに心のこもった合唱を披露し感謝の言葉を述べた。
古式作始めで豊作祈る 大町市 仁科神明宮で神事
 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮で15日、古式作始めの神事が執り行われた。
 氏子区域から8人の青年男子が神楽員となり、白装束で田人(たうど)を務め、鍬初めから苗代づくり、種まきや鳥追い、牛を引く万鍬掻(まぐわが)きなど、稲作の様子が神楽殿で再現された。今年の作柄は、早稲7分。中手9分。奥手8分と占われた。
 県の無形民俗文化財に指定され、豊作を祈るこの祭りは、1566年の舞台の記録が残っていることから、少なくとも450年近く続けられているという伝統行事。
大北地域卒業式ピーク

大町第一中 幸せな中学生活に感謝
 大北地域の中学校で16日、卒業式がピークとなった。義務教育を終え巣立ちの時を迎えた卒業生たちを、恩師や在校生、保護者たちが見送った。
 大町市の大町第一中学校では、男子57人、女子69人の計126人が拍手で迎えられた。教育委員会から卒業の告示を受け、一人ひとり卒業証書を受け取った。卒業生は合唱の歌声で、長く過ごした校舎と後輩たちに別れを告げた。

 五十川崇校長は「卒業は新たな生活への門出。大きな夢を持ち、実現しようとする意志を持ち、感謝と謙虚な心を持ってください。一中卒業生としての誇りと責任を持って歩みだしてください」とはなむけの言葉を贈った。
「NISHINA」をPR 大町ワインぶどう生産組合
 大町ワインぶどう生産組合(小林守雄会長)の原田雄司事務局と西山千晴副会長、渋田見典稔幹事はこのほど、大町商工会議所を訪れて、初めて発売する100%地元産ワイン「NISHINA」をPRした。
 組合は約20年前に設立。同市平野口を中心とした約20fの畑でセーベルという品種を中心に生産。一昨年秋に収穫したブドウを材料にして、安曇野市豊科のワイナリーあづみアップルに醸造を依頼した。
 「NISHINA」は、720_gで赤、白各750本ずつ醸造した。価格は1本2300円。同市内外酒店の店頭に並ぶ。

2012年3月17日(土)付


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