特技披露し生きがいに 白馬村 老人クラブが作品展
白馬村白馬町の老人クラブ「白馬会」がつくる「趣味の会」(樋本晏宏会長)は16日から、会員の趣味を集めた作品展を白馬町公民館で開いている。会員たちの特技を発掘し、作品発表を通じて生きがいづくりにつなげようと、初めて企画した。
「白馬会」は、会員が減少傾向にある老人クラブで、活動の充実による会員の拡大を図ろうと展覧会を考えた。村老人クラブ連合会の後押しを受け、開催に向けて「趣味の会」を2月中旬に立ち上げた。
会場には連合会の会員17人が出展した、書や絵画、手芸、写真など力作約100点を展示。なかには二科展入選経験者の油絵や、身近な題材を取り上げたあたたかみあふれる絵手紙、自然の中から切り取った山野草の写真などの作品も並んだ。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

3月の一覧
夢農場に新たなサクラ 池田町 里づくり四半世紀
 サクラの名所として知られる池田町陸郷の夢農場に、新たな彩りが加わる。水野龍二農場主は今季、「兼六園菊桜」など30種を超えるサクラの植栽準備を進めている。「はなさかりゅうじぃ」として親しまれる水野農場主のサクラの里づくり活動は四半世紀以上にわたり続いている。
 水野農場主はこれまで、同農場周辺にヤマザクラを中心に10種約4200本を植栽してきた。開花時期ともなれば、自生含め約5000本のサクラが点在する圧巻の春の光景が広がり、カメラなど手にした観光客らが多く詰めかけるようになった。今回の植栽で同農場には40種を超えるサクラが咲くこととなり、多彩な品種にも注目が集まりそうだ。
被災地に義援金「役立てて」 大町 東小6年がコンサート収益寄付
 大町市立大町東小学校(鈴木桂子校長)の6年生65人は、東日本大震災や県北部地震の被災者のために自分たちにも何かできないかと考え、「みんなに元気と明るさを届けようコンサート」を開き義援金を募ってきた。
15日は、最後のコンサートで寄せられた6万1869円を市社会福祉協議会の黒岩良介会長に手渡した。
黒岩会長は「震災から1年たちましたが復興にはまだまだ時間がかかります。皆さんの義援金を役立て、喜んでもらえるようきちんとお届けします」と感謝していた。岩手、宮城、福島、茨城の4県と栄村に届けられる。
絆♀mかめ巣立ち 大北各地の小学校卒業式 大町東小
  大北地域の小学校で17日、卒業式が行われた。大町市の大町東小学校では「絆」をテーマにした式典で、卒業生65人(男子34人、女子31人)が、仲間や地域とのつながりを確かめながら、学びやを巣立った。
同校では本年度、震災の被災地を応援しようと、3回の「明るさと元気を届けようコンサート」を開催し、来場者からの寄付金を被災地に贈った。卒業式でも児童がステージで歌った楽曲を盛り込み、在校生約200人のメッセージを張り合わせた「絆」の一字を飾った。
卒業生は中学校の制服に身を包み、保護者や教諭、在校生らが見守るなか、一人ひとり卒業証書を受け取った。「僕たちが作り上げてきたものは絆。学びとってきたものは未来への夢。東小で学んだ誇りを心にきざみ巣立ちます」と振り返った。
カモシカの痕跡追う 大町 高瀬渓谷で生態調査
 国の特別天然記念物であるカモシカの通常調査が16日、大町市の高瀬渓谷で行われた。この日高瀬渓谷に入ったのは、県教育委員会の委嘱を受けた調査員の朝重孝治さん(50)=同市平高瀬入=で、通算で8年間調査を続けている。
 調査は、籠川出会から高瀬ダム上流の濁沢出会までの高瀬渓谷が対象で、決められた地点でのカモシカの食痕(樹木の枝に残る食べた後)や足跡、ふんなどをカメラに収めたり、個体を観察し生息環境の変化などを、年6日間同地域に入り記録するもの。
 また今回は、これまで調査地点とされた場所の見直しも行い、より良い観察地点を選定し、提案することも目的の一つという。
栂池自然園の大雪原散策 小谷 ロープウエイ早春運行
 グリーンシーズンに先がけ、白馬観光開発の栂池営業所は、3月から栂池ロープウエイの早春運行を開始した。標高1900bの広大な湿原として知られる、栂池自然園へのアクセスが可能になる。今は雪に閉ざされ、3月に入っても新雪が加わり3bを超える大雪原が、訪れる人を迎えている。
スタッフによると、休日は1日平均300人余が利用し、増便も出る人気という。パウダースノーの雪原のなかで、スノーシューや歩くスキーによる雪原の散策を楽しんでいる。
 村では幅広い年代層に自然園の大雪原を楽しんでもらおうと、ロープウェイ運行期間を利用し、村公認スノーシューインストラクターがガイドする「栂池自然園スノーシューハイク」を企画、多くの参加を呼びかけている。初心者でも気軽に大雪原が楽しめ、晴れた日には間近に北アルプスの絶景も堪能できる。

2012年3月18日(日)付