施設利用促進で感謝祭 ゆ〜ぷる木崎湖 マグロの解体も 大町市
 大町市平の温泉施設・ゆ〜ぷる木崎湖は20日、春の大感謝祭を開いた。マグロの解体ショーやイベント広場で、利用客を歓迎し感謝の気持ちを示した。
宴会場で行われたマグロ解体ショーでは、銚子港に上がった63`のマグロが水産業者の手で見事にさばかれた。約30人の来場者は見事な腕に驚き、バイキングで海の味に舌鼓を打った。
プール棟では水中運動教室と見学会が開かれ、温泉に併設されたレジャー施設へ関心を促した。広場では物産や豚まん、雑貨や農産物などを販売。東日本大震災復旧復興支援と銘打ち、イベント収益の一部と義援金は市を通じ被災地に贈られる。
震災から1年感謝のメッセージ 白馬村 ドイツの友好都市に復興報告
 白馬の住民はこのほど、日本の震災被災地に義援金を贈ったドイツの友好都市・オーバーヴィーゼンタール市の住民へ、感謝のメッセージを送った。東日本大震災と県北部地震から1年の節目を機に、復興への足取りを報告し、さらなる友好関係の構築を願った。
同市では昨年3月30日、白馬村民と交流していた市民らが中心となり、震災直後の被災地を応援しようと、市内の教会でチャリティコンサートを開催。支援の輪が次第に広がり、コンサートの収益を含め、集まった1万6036ユーロ(当時約120万円)が、6月に白馬村に託された。
村からは日本赤十字社を通じて、東北地方と栄村にそれぞれ、寄付金を送った。同市へは、これまで交流してきた村民らのメッセージが送られた。太田紘煕村長は「被災地は全世界からの支援をもとに復興・復旧に向けて歩み始めている。オーバーヴィーゼンタールの市民とも、さらに強く太い友好の絆が築けたら」と記した。
思い出胸に巣立つ 大町市 こまくさ幼稚園で卒園式
 大町市六九町のこまくさ幼稚園(唐木むつ子園長)は16日、第52回卒園式を開き、年長児のほしぐみ14人が巣立ちの時を迎えた。卒園証書授与やはなむけの言葉を胸に刻み、園生活最後の思い出となった。
卒園児たちは自分たちで製作した和紙染表紙に記念写真とともに収められた卒園証書を唐木園長から1人ひとり受け取り一礼。保護者のもとに歩み寄り「ありがとうございました」の言葉と共に証書を手渡すと、わが子の成長に感動し涙ぐむ母親の姿が見られた。
早春の里山散策 体協と地域スポーツクラブが教室 白馬村
 白馬村体育協会と白馬総合型地域スポーツクラブ主催の「2012スノーシーズン白馬村スノースポーツ教室」がこのほど開かれ、幅広い世代の村民がウインタースポーツにさわやかな汗を流した。
 このほど、白馬村落倉地区の浅間山周辺をクロスカントリースキーやスノーシューで歩く企画が実施され、多くの村民が参加して雪の多い早春の里山散策を楽しんだ。
 落倉高原は常設コースがあり、初心者から上級者まで幅広い年代が自分のレベルに合わせて散策できる。参加者はスキーをつけたまま急坂を登ったり、誰も踏んでいない雪面を自由自在に歩いたり滑走したりと、雪山の魅力を存分に堪能した。
70年ぶり大会復活 小谷中土で大渚山大滑降

 小谷村中土の小谷温泉スキー場で昭和18年に開催された白馬山ろく最古のスキー大会「大渚山大滑降大会」が、大渚山一帯で17と18の両日、70年ぶりに復活された。県内外から多数の山スキー愛好家が参加。同村にスキーを伝えた小谷温泉の故山田寛さんが実施した、伝説の大会復活を祝いながら、大自然の中でツアーを楽しんだ。
彼岸に不戦の誓い新た 常盤地区で戦没者慰霊祭
 春の彼岸の中日となる20日、大北地域は穏やかな天気に恵まれ、霊園では墓参りをする姿も見られた。大町市の常盤地区遺族会(伊藤昭会長)は、戦没者慰霊祭を同市常盤下一の慰霊碑供養塔で開き、悲惨な戦争経験を語り継ぎ、不戦を実現する誓いを新たにした。
供養塔前には遺族や来賓ら約40人が訪れ、同地区から出征し太平洋戦争で亡くなった慰霊131柱の冥福を仏式の祭事で祈った。霊前に焼香して手を合わせ、ふるさと日本を守って散った霊の安らかな眠りを祈った。
毎年、彼岸の中日となる春分の日と、夏のお盆に合わせて年2回の慰霊祭を開催。1年ごとに仏式と神式を交互に執り行い、地元の戦死者を弔っている。
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3月の一覧

2012年3月21日(水)付