過去最高2300本分仕込む 「氷雪熟成酒」栂池高原に

 小谷村の栂池高原スキー場でこのほど、小谷杜氏の仕込んだ日本酒を雪に埋めて熟成させる「氷雪熟成酒」の仕込み作業が行われた。豪雪地小谷の自然の力を酒造りに活かそうと、松本市島立の酒醸造元大信州酒造(田中隆一社長)が、同社の小谷杜氏・小林幸由さんの発案で始めた事業。道の駅おたりとスキー場の全面協力により、720_g瓶で2300本分という過去最高の本数を、栂池高原の上部標高約1600bの雪の中に貯蔵した。
華やかな“春”店内に 池田かたせ アメリカンフラワー展示
 針金や樹脂でつくる「アメリカンフラワー」の展示が池田町滝沢の手打そばかたせで開かれている。松本市でアメリカンフラワー教室を主宰する中島知子さん(62)=同市岡田=や同町、松川村の生徒が手がけた生花のような生きいきとしたアメリカンフラワーが並ぶ。春をテーマに優しげなイメージが店内に広がっている。展示は3月末まで開催。
 会場の花々は、中島さんや生徒たちが丁寧に透明感や形を作ったチューリップやパステルカラーのバラなど、なじみの花々が咲き誇り、華やかな雰囲気が楽しめる。会場の作品は販売も行っている。
国体・高校選抜優勝を報告 白馬高校出身の栗山さん
 白馬高校出身のクロスカントリー選手・栗山大貴さん(18)=白馬村白馬町=は22日、村役場を訪れ、国体と高校選抜での優勝を村に報告した。今月開かれたジュニアオリンピックでも3位入賞を果たし、高校生活最後のシーズンを有終の美で締めくくった。
 栗山選手は今シーズン、岐阜県での第67回国体少年男子10`クラシカルと、第24回高校選抜男子10`クラシカルで優勝。180aの長身を生かしたダイナミックなフォームを持ち味に活躍した。
トロリーバス扇沢へ アルペンルート開業準備進む
 4月10日の立山黒部アルペンルート大町側開通に向けて23日、大町市平野口の関西電力黒四管理事務所運輸課分室から、扇沢駅に向けてトロリーバスが移送された。
 通常トロリーバスと呼ばれているが、正式名称は無軌条電車で、特殊鉄道の扱い。関電トンネルで使われる車輛は全部で15台あるが、昨年11月30日のアルペンルート閉鎖後、同分室に8台が移され、12月10日から3月20日までの間に、年1回の重要部検査と3年に一度の全般検査が行われた。残り7台は扇沢で検査を行い、待機している。
災害時の物資供給を 大町市 カインズと協定
 大町市と、市内など全国にホームセンターを展開する潟Jインズ(本社・群馬県高崎市、土屋裕雅社長)は23日、災害時における生活物資の供給協力に関する協定を調印した。
 協定では、災害時に必要な日用品や応急対策用生活物資などについて、大型チェーンの供給力・輸送力を生かし、市の依頼に沿って優先的に商品を有償で供給する内容。
 同社では、平成9年から全国の県や市町村など地方自治体と締結し、大町市は34件目。県内では、他に長野県や3市町と結んでいる。
ニューモデルを試乗 白馬さのさかスキー場 春一番フェスティバル

 白馬村の白馬さのさかスキー場でこのほど「春一番フェスティバル」が開かれた。県内外から訪れた来場者がスキーやスノーボードのニューモデル試乗会や抽選会など、冬シーズン最後のイベントを楽しんだ。
 初日は国内外の一流メーカーが参加してスキーやスノーボードなど最新型モデルを展示。新しいスキーやスノーボードの履き心地を体感したり、スタッフの説明に聞き入ったりしていた。

2012年3月24日(土)付


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