昔ながらおので伐採 大北林業研究グループ 一本ぞり製作
 大北地域の若手林業家らで作る「大北林業研究グループ」(菅沢和博会長)は24日、白馬村岩岳の里山で、おのを使った昔ながらの手法で、一本ぞりを作るための木の伐採を行った。
 一本ぞりは昭和30年代ごろまで豪雪地の木材の運搬手段として多大な役割を担っていた用具。同会は昔ながらの里山文化を後世に伝えようと、そりの復活と普及を目的に活動している。今回は自分たちの手で一本ぞりを作ろうと、木の伐採から始まる工程から計画した。
 木曽のヒノキと違い、イタヤカエデの木は固くて斧の刃が入りにくく、作業には悪戦苦闘。機械化されていない、人力に頼っていた昔の重労働をあらためて体感していた。
 今回伐採した木は、春まで里山に置き、雪どけを待って丸太に加工製材。その後、一本ぞりの製作を行う予定という。
新入学生の安全祈願 松川でランドセル清祓式
 松川村の有明山社(平林秀文宮司)で25日、新入学生の安全などを祈願する「ランドセル清祓(きよめはらい)式」が行われた。近隣の、ことし新入学、新入園を迎える子どもたちが通学に使うランドセルやカバンとともにお祓いを受けた。
村内や松本市、安曇野市から6組8人の新1年生や保育園新入園児が参列。神前の真新しいランドセルが、鈴の音でお祓いを受けたり、玉ぐし奉てんで交通安全や心身の健康を祈願した。
初夏の舞い願いホタル放流 池田花見 里づくりの会児童と
 池田町の花見ホタルの里づくりの会(丸山隆盛会長)は24日、子どもたちとともに、地区の水路にゲンジボタルの幼虫500匹を放流した。初夏に舞うホタルの姿を想像しながら、幼虫を放した。
幼虫は、昨年7月中旬に「種ホタル」300匹を捕獲し、花見集落センター近くの養殖場で5万5000匹を産卵、ふ化させた。昨年中に約4万匹は水路に放流し、残りを飼育していた。放流活動は14年以上続いている。
 ことしの「花見ホタル祭り」は6月30日〜7月7日に開催予定。丸山会長(76)は「放したホタルがきれいに舞うことを想像して、活動を通じて子どもたちにもホタルになじんでもらいたい」と話した。
歌で健康増進や親睦 松川匠教室が発表会
 松川村の、歌うことを通して健康増進や地域の親睦を深める「匠歌謡教室」の第4回発表会が25日、同村すずの音ホールで開かれた。教室の生徒や近隣市町村の住民ら約80人がステージに立ち、演歌や懐かしの歌を自慢の歌声で披露した。
生徒たちは、緊張した面持ちながら、晴れ着姿で毎週積み重ねてきた練習で培った美声を会場に響かせた。教室の生徒による踊りや同教室講師のステージ披露もあり、さまざまなパフォーマンスに会場は盛り上がっていた。
「愛されるキャラクターに」 大町市で表彰式 受賞喜び
 大町市が地域ブランド戦略で制作していた「しなのおおまちキャラクター」の受賞者表彰式が26日、市役所で行われた。最優秀賞の大町市長賞に選ばれた「おおまぴょん」をデザインした東京都の杉原由希子さん(31)からはビデオレターが届き、受賞を喜んだ。
杉原さんはビデオレターで、「生まれたばかりのキャラクターですが、いろんな場面で活躍し、市や全国で愛されるキャラクターになれば」と話していた。
杉原さんと特別奨励賞の2人は、同日は都合がつかず、優秀賞のうち4人に賞状が贈られた。
「おーまちゃん」で優秀賞を受賞した市内の戸谷稔さん(47)は、「大町と言えば、みなさん山を頭にかぶせると思い、そこは外さないようにしました。おおまぴょんは、癒やしになる良いデザインですね」と、活躍を期待した。
牛越徹市長は「皆さんからいただいたイメージを大事に、キャラクターを通じ知名度を高めたい」と話した。
雪の中「女子会」満喫 白馬八方尾根活性化ねらいに
 白馬八方尾根スキー場咲花ゲレンデを会場に24日、「雪・女子会」が開かれた。スノーボードの女性愛好家を、今流行の「女子会」というキーワードで来場を促進し、スキー業界の活性化につなげようと、白馬観光開発鰍ェ初企画。県内外から多数が参加して、「女子の、女子による、女子のため」のスノーイベントを楽しんだ。
 一流メーカーの協力を得て、最新ウエアや最新型モデルの展示・試乗会を実施。国内外で活躍する一流のガールズプロスノーボーダー20人がインストラクターとして来場し、参加者にボードの技術や着こなし、楽しみ方を伝授した。
 あこがれの選手と間近にふれあえるイベントは大好評。参加者ともすぐに意気投合し、ゲレンデで楽しく滑走し、交流を深めた。
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3月の一覧

2012年3月27日(火)付