大町市 長年の苦労ねぎらう 退職者辞令交付や表彰
 年度末最後の平日を迎えた30日、官公庁などで年度末の式典が行われた。大町市では退職者辞令交付式や永年勤続職員表彰が行われ、長年の職務を終える職員の労苦をねぎらった。
本年度の市退職職員は20人、25年以上勤務した永年勤続職員表彰は14人。牛越徹市長や山田博美病院事業管理者が、退職者一人ひとりに辞令を手渡し「長い間ありがとうございました」と言葉をかけた。
「桜仙峡」ポスターでPR 池田登波離橋愛護会 開花シーズン前に
 サクラの名所で知られる池田町陸郷「桜仙峡」の周辺住民でつくる陸郷登波離橋愛護会(藤松守会長)は29日、開花シーズンを前にPR活動を行った。新調したジャンパーに袖を通した藤松会長たちは、完成したばかりのポスターを町内を中心とした観光施設などに掲示した。
ポスターは縦1・5b、横1bと大型で、山肌に無数のサクラが点在する様子が映し出されている。
 ジャンパーは10着ほどを用意、開花シーズン中、飲食の提供や観光案内を行う同会員が着用する。
 桜仙峡は例年、4月20日ごろに見頃を迎えているが、ことしはやや遅れているといいう。
 藤松会長は「さまざまなもてなしも用意しているので、観光客はじめ、多くの人に足を運んでもらいたい」と呼びかける。
「民泊」縁 韓国で交流 松川板取の西部営農組合ら

 松川村の板取西部営農組合(榛葉良行組合長)の組合員らが27日から3泊4日の日程で韓国を訪れた。同村で「民泊」として受け入れを行ってきた韓国の絵本作家たちと再会し、交流した。これまで招く側だった組合員らが初めて韓国を訪れ、作家らが計画したもてなしで韓国文化を体験しながら再会を喜んだ。
窯出し活動性か眺め交流 大町市 陶芸の家が閉講式
 大町市内でお年寄りが陶芸を通して生きがいをつくる、大町市陶芸の家(腰山馨会長、会員39人)は28日、本年度の閉講式を開いた。年度最後の窯出しで作品を並べ、活動の成果をたたえあった。
当日は皿や湯呑、花びん、干支(えと)の龍をかたどった人形など、10日に火を入れた作品が窯から取り出され、作業場の机に並んだ。会員らは作品を囲んでお茶を交わし、互いの出来ばえに目を細めた。
同施設は、市が高齢者の生きがいづくりと交流を目的に昭和46年に「老人陶芸の家」としてスタートした事業。夏休み陶芸教室の講師などを通し高齢者に限らず幅広い層を対象に活動を広げ、本年度から、名称についていた「老人」の文字ををはずした。本年度は80日間の活動を実施し、年に19回目の窯出しを迎えた。
つるしびな楽しむ 大町の宅老所ぬくもりの家
 大町市中原町の宅老所「ぬくもりの家」(柳沢房子理事長)で、つるしびななどのひな飾りが飾られている。柳澤理事長が製作した3組、5連35個のつるしびなや、おひな様と内裏様のひな飾り、施設利用者が厚紙で作ったひな飾りなどが展示されている=写真。
 同施設はことしで開設9年目を迎え、季節の行事を大切にし、利用者は時期に合わせてさまざまな取り組みをしている。
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3月の一覧

2012年3月31日(土)付


お年寄りと「ぼたもち」作り 大町市美麻小 児童が春休みお手伝いし隊
 大町市美麻公民館と同地区社会福祉協議会、子ども会育成協議会は、「春休みお手伝いし隊」として、美麻小児童と地域の人たちとの交流の場を提供してきた。総合福祉センター「梨嶺」を会場に全4回開いた。
最終回の28日は、春の彼岸に食べる「ぼたもち」をお年寄りらの手ほどきで作り、具だくさんのとん汁と一緒に味わった。
子ども会育成協議会の飯沢要会長は「大勢の子どもが参加してくれてありがたい。これからも積極的な参加で地域の人たちと交流してほしい」と話した。
「お手伝いし隊」は料理や花植え、ゲーム研修といった自分たちの活動が人のためにもつながることを知る機会となった。鉢植えは保育園の卒園式に飾られ、覚えたゲームはデイサービス利用のお年寄りとの交流に役立てた。