信越つなぎ初の歩み 糸魚川塩の道起点まつり
 新潟県の糸魚川市観光協会と同市民でつくる「世界ジオパーク塩の道を歩く会」は2日、日本海から信州へ海産物を運んだ古道を歩く、「糸魚川・塩の道起点まつり」を初開催した。大町・白馬・小谷の3市村で3日から始まる「塩の道まつり」へ、起点からのウオーキングイベントをつなげることで、相乗効果をねらう。
参加者は全国から集まった約100人。JR糸魚川駅から大糸線根知駅までの約10`を歩き、地元ガイドの案内で塩の道ゆかりの史跡を巡った。道中では米どころならではの地酒の振る舞いなどが行われ、イベントを盛り上げた。
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5月の一覧
メーデー大北地区集会
  5月1日は労働者の祭典・メーデー。大北地域では、第83回大北地区集会が大町市の大町文化公園で開かれ、単位組合の組合員ら約150人が、消費税増税やTPP参加への反対、原発の撤廃などを訴えた。
集会では各団体が、それぞれの課題解決に向け決意を表明した。経営難で営業を停止した同市の温泉宿泊施設・明日香荘から、解雇された職員たちも参加し、未払い賃金の支払いや営業再開を呼び掛け、署名活動を行った。
 参加者たちは広報車を先頭に、横断幕や単組旗を掲げ、公園からJR大町駅前までをデモ行進した。「雇用と福祉を守れ」「自然エネルギーに転換しよう」などと、シュプレヒコールをあげながら、市内を練り歩いた。
木流かさ地蔵衣替え 白馬三山バック 春の装い
 JR大糸線白馬駅東側の木流川沿いに並ぶ「木流かさ地蔵」が衣替えをした。雪よけのかさをかぶった6体が、赤い頭巾と前掛けに着替え、雪が残る白馬三山をバックに春の装いとなった。
地域づくりに取り組む白馬町活性化推進委員会(新沢恵委員長)のメンバー10人ほどが、駅周辺の環境整備に合わせて衣装を交換した。地域の発展や住民の幸せへの願いを込めながら、手染めの頭巾と前掛けを1体ずつ丁寧に結び付けていった。
新沢委員長は「いよいよ春の観光シーズン。駅前周辺がにぎやかになるよう、見守ってほしい」と話した。
地蔵周辺では5月末から6月上旬ころ、恒例の「木流かさ地蔵まつり」が開催される。
もくちゃん屋外展示 大町のエネ博5日まで
 大町市平高瀬入の大町エネルギー博物館(山本勝洋館長)は5日まで、薪(まき)バス「もくちゃん」を屋外展示する。雨天時はシャッターを開けたガレージ内で見ることができ、同館受付で依頼すればバスの中も見学できる。
 例年、同時期に屋外展示をしているが、今年は愛知県の女性から「2歳の息子がトロリーバスとボンネットバスが好きで、もくちゃんに乗りたいといっているので乗せてあげたいのですが」というメールが届くなど、楽しみにしている観光客も多い。
 昭和25年製の薪ガス発生炉で広葉樹の小さな木切れを蒸し焼きにし、そこから発生する薪ガスを動力源とするもので、バス後部の炉から煙を出しながら走る姿から「もくちゃん」の愛称がある。
V目指し8チーム熱戦 池田町早起き野球開幕
 第43回池田町早起き野球大会(池田町野球連盟主催・大糸タイムス社など後援)が29日、開幕した。8チームによる優勝旗争奪の熱戦が始まった。
 開幕式は高瀬中学校グラウンドで行われた。高瀬中吹奏楽部の音楽にのせ8チームの選手が入場。楽球会の吉川雅輝主将が「野球ができることを喜びと感じ、応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを胸に優勝目指して精いっぱい戦う」と力強く宣誓した。
 同大会は8チームによる総当り2回戦で争われる。高瀬中学校と農村広場グラウンドを会場に8月上旬まで熱戦が繰り広げられる。
ヤギ出産ラッシュ 風の谷ファーム白馬
 白馬村の白馬五竜スキー場にあるヤギ牧場「風の谷ファーム白馬」では現在、ヤギの出産ラッシュを迎えている。生まれたばかりの赤ちゃんヤギは、互いに寄り添って暖を取ったりじゃれあったり、母親の乳を飲んだりしてすくすくと育っている。
 同牧場はオーストラリア出身のロバート・アレキサンダーさんとスタッフ数人で運営。夏のスキー場を活用したヤギの放牧とチーズ作りに取り組んでいる。今シーズンは21頭のメスヤギから約40頭が生まれる見込み。愛らしい子ヤギがゲレンデを駆け回り、観光客の目を楽しませる日も近そうだ。

2012年5月3日(木)付