新緑の北ア 古道辿る 大町市 塩の道祭り最終日
 第33回塩の道祭りは5日、大町市を会場に最終日を開いた。約880人が、湖畔の風景や歴史文化の施設に触れ合いながら、春風に花が揺れ新緑が薫る北アルプス山麓の古道を歩いた。
仁科三湖沿いの11`を歩く湖畔道中・旅姿コースでは、例年の倍の約780人が参加。晴天に恵まれ、湖畔に映るオオヤマザクラや咲き始めた菜の花に出迎えられながら、それぞれのペースで古の道をたどった。代官や山伏、歩荷(ぼっか)や町娘など、いにしえの旅姿に身を包んだ姿も彩りを添えた。
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5月の一覧
国営公園GWにぎわう 大町・松川地区で子ども祭り
  国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は4、5の両日、園内を無料で開放した「春の子ども祭り」を開いている。大型連休を利用した来園者が全国から集まり、移動動物園や紙飛行機体験などを楽しむ、多くの家族連れでにぎわった。
 初日はアイドルグループ「オトメ☆コーポレーション」のメンバーで、伊那市出身のなるみさんが一日園長を務めた。同地区の松浦強分室長からたすきとぼうしを受け取り、来園者とイベントに参加しながら、会場を盛り上げた。
ヤギ乳チーズ製造 白馬 本物志向 季節限定で

 白馬村の白馬五竜スキー場にあるヤギ牧場「風の谷ファーム白馬」で、ヤギ乳を使った自家製チーズの製造・販売が始まった。夏場のゲレンデを活用してヤギを放牧、春先に出産したヤギから乳を搾り、それを原料に夏場だけチーズを作る循環農業。欧州の昔ながらの製法で作る、本物志向の季節限定チーズは高い人気を誇っている。
古紙回収でごみ減量 地球に優しい紙ひも推奨 小谷村婦人会
 小谷村婦人会(深澤一美会長)はこのほど、本年度の最初の活動となる、古紙回収作業を同村千国崎の村有倉庫で行った。ごみの減量と資源の再利用をはかるとともに、廃棄物に対する村民の意識を高めることが目的。会員の呼びかけで地域から数dを超える古紙が集まった。
 婦人会では回収時に、古紙を梱包(こんぽう)するためのひもは、ビニールは異物になりごみが発生するため、古紙といっしょにリサイクルできる、環境に優しい紙ひもを推奨している。文化祭など地域のイベントで無料配布して利用を呼びかけている。地道な活動の成果で、近年は紙ひもで梱包された古紙が大半となり、回収の前にビニールひもをほどいて紙ひもでやり直す作業が軽減されたという。
 収益金は紙ひも購入など活動費に充てるという。
四季の彩り身近に 白馬村観光局HPで配信
 白馬村観光局はこのほど、村観光公式ホームページで「Dramatic Nature Days」(ドラマティックネイチャーデイズ)の配信を開始した。四季それぞれに、鮮やかな彩りを見せる村の雄大な自然を、より身近に感じてもらおうと企画。撮影した画像にあえて加工を行い、ジオラマ模型を組み立てたような風景を表現。これまでと視点の違う、可愛らしさと不思議な魅力を備えた画像が人気を呼んでいる。
 画像は毎日更新を心がけている。四季の魅力を楽しんでもらおうと、季節にこだわらず、村の各所をランダムに紹介。加工をすることで立体感が増し、画像全体に自然な奥行きを感じさせている。担当者は「少しでも白馬に親近感を持ってもらう機会になれば」と話している。
棚田米と湧水の酒 初の粉雪仕込雨飾山 小谷村
 小谷村の道の駅おたりが、雨飾山のふもとの雪の中に埋めて熟成させてきた、純米吟醸「粉雪仕込・雨飾山」が同施設のみの限定発売を開始した。「粉雪仕込」は酒米でなく、小谷の棚田で育てた棚田米・あきたこまちと、雨飾山の湧水で仕込んだ吟醸酒。豪雪の村の厳しい自然環境を活用し、熟成に最適な環境をもたらす雪中で酒を寝かせることで付加価値を高めようと、小谷村振興公社の全面協力を得て、今シーズン初めて仕込んだ。

2012年5月6日(日)付