2012年５月10日付

似顔絵で家族に感謝　Aコープ白馬店　園児らの力作250点余展示
　白馬村のＡコープ白馬店（山岸研店長）は、13日の母の日にちなみ「ぼくの・わたしの大好きな人」と題した家族の似顔絵展を店内で開催している。同村のしろうま保育園と信学会白馬幼稚園の園児が描いた絵や、同店の利用者から寄せられたものなど、２５０枚を超える力作が、訪れる人の目を楽しませている。
　年少園児はぬりえ、年中・年長園児はクレヨンや色エンピツを使って、大好きな家族を一生懸命に描いている。純真な目で特徴をとらえ、表情豊かなタッチで描かれた作品からは、いずれもモデルとなった家族への思いや愛情の深さが感じられる。「おいしいごはんをありがとう」「いつも遊んでくれてありがとう」など、感謝の言葉も添えられている。
　店内では買い物客が足を止めて「心あたたまりますね」「とても上手」などと話しながら、力作に見入っていた。

絆深め熱戦の火ぶた切る　池田町　ソフトボール大会
　池田町ソフトボール大会（池田町など主催、大糸タイムスなど後援）は、同町池田の農村広場グラウンドで８日、開会式と開幕戦２試合を行い、熱戦の火ぶたを切った。大会は今年第40回の節目を迎えた。
　昨年より１チーム少ない３リーグの計19チームでそれぞれリーグ戦を行い、６月28日までの日程で勝率により順位を争う。
　開会式では林中チームの滝沢正市主将が力強く選手宣誓。Ａリーグ堀の内チームと三丁目チームの開幕戦では、勝山隆之町長がマウンドに立ち、宮澤敏文県議が打者となって始球式を行った。
　大会長の勝山町長は、「今年は40回の節目の大会でもあるので、選手の皆さんはけがをすることなく、大会を楽しみ、町を大いに盛り上げ、地域の絆を深めてほしい」と、エールを送った。

カオハガンのキルト展　池田町　北アルプス展望美術館
　池田町の北アルプス展望美術館（町立美術館）で６月10日まで、「南の島のアートな暮らし－カオハガンのキルト展－」が開かれている。フィリピンの小さな島「カオハガン」の島民がつくったキルトの作品約１００点を展示。８日には、オープニングイベントとして、キルト作家の川嶋ひろみさんや島民にキルトの技術指導をした吉川順子さんによるギャラリートークが行われ、島でのキルト製作の手法などを伝えた。

松川の観光と魅力PR　26人をそんみん観光大使に任命
　松川村の観光や魅力をＰＲする人を一般住民から募った「そんみん観光大使」の任命式が８日、役場講堂で行われた。昨年からの継続20人を含む村内外26人が大使に任命された。任期を１年から２年間に延長し、平成26年３月末まで、さまざまな場面で松川村自慢をしていく。
大使は、一般公募で村民や松川村に愛着を持つ人を任命し、自らが体験している「松川村」をＰＲしてもらおうと昨年から行っている。パンフレット配布や観光客へのおもてなしなどで村の良さを伝える。
大使には、任命証と「そんみん観光大使」と表記された名刺が渡された。村内や近隣市町村の見所や今後の活動に必要な知識の説明を受けた。平林明人村長は「みなさんの力で安曇野らしさを残している松川の知名度がさらに上がれば」と話した。任期中には、意見交換会も行い、村のＰＲ力を高めていく。

生きがいと学び深める　シニア大　大北学部開講
　長野県シニア大学大北学部（学部長＝塚田昌大大町保健福祉事務所長）の平成24年度入学式は９日、大町合同庁舎で開いた。大北・安曇野から60歳以上の受講生が、地域に根差した講座で社会参加のための人生の学びを深める。
本年度は第33期の新入生68人、32期生２学年42人が入学。平均年齢68・３歳、最高齢は男性86歳、女性80歳。２年間の学習期間で、仲間、生きがい、健康づくりを図り、老後の地域での活躍につながる幅広い分野で学ぶ。
来年２月13日の卒業式まで、交通安全や歴史、防災や医療、信濃木崎夏期大学の受講など、幅広い分野にわたって専門家の講演などを通し学ぶ。

トレッキング実用　応急手当て　大町　ぐるったガイドチームが講習会
　大町市のＮＰＯ法人ぐるったネットワーク大町（佐藤悟会長）のガイドチームは７日、トレッキングガイド時に有効なけがの応急手当ての講習会を行い、12人が参加した。
　講習会は北アルプス広域大町消防署（長﨑善治署長）で行われ、指導に当たった横川和彦救急救命士によると、近年の短時間の講習は止血と心肺蘇生法が主という。
　参加者は腕や足、頭部の三角巾による止血法や骨折した腕や足の添え木と三角巾を使った固定法や素手でけが人を運ぶ方法を、二人１組になり、真剣に学んでいた。