村内スキー歴史まとめる 白馬 八方振興会が冊子発行 白馬村の八方振興会はこのほど、八方尾根を中心に村内スキーの足跡をまとめた冊子「白馬八方の白い記憶」を発行した。日本、県、村のスキー発祥100周年を記念し、山とスキーで発展した地元の歴史を後世に残そうと企画した。 冊子はA4サイズの28n。表紙を飾るのは白馬岳主稜を初めて登はんし、村の登山とスキーの礎を築いた、山案内人組合の丸山静男さん(1901〜61年)だ。スキーが教育現場に持ち込まれ山案内人組合の間で普及してから、手製のリフト建設などを経て、100年を記念した「八方尾根バージョンスキー」が開発されるまで、1世紀にわたる歴史が記されている。 |
自然な優しさ漂う わちがい「春の彩りストール展」 大町 工房「ねこの手」(松村京子代表)は大町市上仲町の「わちがい」で6月30日まで、「春の彩りストール展」を開催している。 会場には草木染ストールや絹の手織りのストールやマフラー、テーブルセンター、綿の着尺など約70点が展示され、室内に春らしい優しい色合いを漂わせている。 同工房は松村さんと、橋爪成子さんの2人が運営。会場には2人の作品が並べられ、即売されている。 松村さんは、「草木染で仕上げた作品は世界に一つだけの色です。自然の命をもらって染めているので、その色合い、手触りをぜひ手にとって感じてほしい」と、呼びかけている。 |
雪形まつり始まる 北ア半世紀撮影 渡邊さん写真展 ギャラリーい〜ずら 田植えが終わった水田には雪形を携えた北アルプスの雄姿が映り、大北地域を代表する春の景色が広がり始めた。大町市の第11回北アルプス雪形まつり(同実行委員会主催)が8日から始まった。ギャラリーい〜ずらでは、北アの雪形を半世紀にわたり撮り続ける渡邊逸雄さんによる写真展も開催されている。 ギャラリーい〜ずらには、渡邊さんが昨年までに撮影した雪形写真約40点を全紙、四つ切りサイズで展示。白馬岳の代かき馬、鹿島槍ケ岳のシシと鶴など、この時期ならではの全国に誇る北アの山岳風景を並べた。爺ケ岳の種まき爺さんが姿を現すまでの経過を定点により捉えた作品もあり注目を集めていた。 |
春の花々咲き始める 国営公園大町・松川地区で 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区では、ヤマブキやツツジ、シャクナゲなど、春の花々が次々と咲き始めている。「あづみの苑地」では、ミヤマオダマキやシラネアオイなどの高山植物も楽しむことができ、チングルマはやや見ごろを過ぎたが、アオノツガザクラも咲き始めている。 同公園では27日まで「森のピクニック」が行われており、昆虫バッチ採集、ネイチャーゲーム、HATAヨガ教室、abn地球の日、「信濃大町カレーストリート2012」も予定され、同期間中、レストランでピクニックランチが販売される。 |
水田に残雪の北ア映す 大町市高根町で「水鏡」 大町市高根町の水田地帯で、水を張った田んぼに爺ケ岳など残雪の北アルプス連峰がきれいに映る「水鏡」が見られた。 この光景は、田んぼに水が張られ、田植えが終わり、苗が育つまでのわずかな期間の季節限定。晴れた日で無風でなければ出現しない風景。 農道には周辺の住民らがスイセンやハナモモ、百日草、タチアオイなどを植栽しており、四季折々の花と北アルプスの共演が楽しめる。 |
感謝込め花壇整備 白馬幼稚園PTAが作業 白馬村の信学会白馬幼稚園のPTAによる、同園の花壇作りがこのほど数年ぶりに再開された。同園がことし開園10周年を迎えることから、美しい景観づくりで日ごろの保育活動に感謝をし、情操豊かで優しい心をもった子どもの育成をはかろうと企画した。 9日は役員らが集まり、園と駐車場周辺の外庭の整備とアジサイの植栽を行った。小さな若木が数年後には美しい群落をつくることを願いながら、作業に汗を流した。 |
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2012年5月12日(土)付