心のケア方法知る 支援者養成講座を初開講 小谷
 小谷村精神保健福祉サポーターの会「カモミール」と役場福祉課は11日から、初企画の「心の支援者養成講座」を開講した。ストレスの多い現代社会にあって、心を支援していくことの意味や大切さに理解を深め、福祉施策の充実はもとより、住民自身による相互支援の地域づくりをめざす講座。
3回シリーズで精神福祉に詳しい専門家を招き、心のケアのありかたや周囲のサポートを促すきっかけを探る。初回は松本市在住のストレスケア・心理カウンセラーの中垣寿彦さんを招き、「心の支援者に必要なこころと技術(スキル)」と題した講演を聞いた。
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5月の一覧
古道歩き遅い春堪能 小谷村中土 塩の道を愛する会
 小谷村中土の「塩の道を愛する会」(太田稔夫代表)は13日、恒例の「古道塩の道を歩く(えぶ)」イベントを開いた。県内外から熱心な塩の道愛好家多数が参加して、古道の散策を楽しんだ。
 絶好の五月晴れのもと、同会の会員の案内で同村北小谷駅から中谷大宮諏訪神社までの「高町越え」と呼ばれる約7`のコースを歩いた。大型連休に行われる塩の道祭りとは趣を異にする静かな古道には、石仏がひっそりとたたずみ、一行を迎えた。戦国時代の上杉・武田の合戦にまつわる名所や史跡も数多くあり、参加者は古代のロマンに思いをはせていた。
全力プレー 健闘誓う 白馬村早起き野球開幕
 早起き野球の第42回白馬リーグ(吉田久夫会長)が13日、開幕した。村営北部グランドで開会式が行われ、選手を代表し飯田ジャイアンツの千国美彦選手が「リーグが盛り上がるよう全力で元気よくプレーすることを誓います」と力強く今季の健闘を誓った。開会式後はさっそく試合が行われた。
 同リーグは本年度、チーム減の5チームで開幕。3巡のリーグ日程を組み7月末まで熱戦を繰り広げる。年間の活動としては、各種スポーツ大会の参加や小谷村との交流試合も予定している。
陸稲種まき農作業に汗 池田町陸郷 特産化目指し
  池田町陸郷の住民でつくる「登波離橋愛護会」(藤松守会長)は12日、畑で育てる稲・陸稲(おかぼ)の種まきを地区内で行った。傾斜地が多い地域ならではの特産化を目指す取り組みに、幼児から60代までの10人が参加し、地域ぐるみの農作業に汗を流した。
 会員たちは山林を見渡す約500平方bの畑で、もち米「ゆめのはたもち」を栽培。農薬を使わず、草取りや水やりなど丹精込めて栽培し、10月上旬に収穫。12月の収穫祭で地区住民に振る舞う。
取り組みは10年ほど前から続けられ、ことしは雨や寒さなど天候不順の影響で、例年と比べて1週間遅れの種まき。大人がくわで耕した畑に、子どもが小さな手で握った種をまいていった=写真。
山岳資料館に展示品寄贈 中国チベット登山協が大町訪問
 長野県山岳協会50周年の祝賀訪問で来県中の中国チベット登山協会の訪問団は15日、大町市を訪れ、県山岳総合センターや山岳博物館、山岳資料館などを視察した。牛越徹市長を表敬訪問し、山岳資料館に現地の山岳資料を贈った。
県山岳協会と中国協会は、昭和56年の日中の技術研修で中国協会メンバーの訪県をきっかけに交流が始まり、昭和62年には兄弟友好協定を結んでいる。昨年の県山岳協会の50周年記念式典に合わせて招いたがかなわず、半年を経て実現した。
大町を訪れた訪問団は牛越市長と面会。チベットの山岳の紹介や中国の登山史、北京五輪時の聖火リレーなどのDVD、チョモランマの地図など約30点の山岳資料や、ペナント、山の模型などを贈った。今後も定期的に資料を提供するという。
地域農業 理解深める 松川中生 リンゴ摘花作業
 松川村の松川中学校(小幡泰俊校長)は14日、村内9か所の農園で全校生徒309人がリンゴの摘花作業を体験した。摘花は花の開花直前から開花時期に優位な花を残す「花摘み」作業で、特に人手を要する。
 川西のかぼちゃ山農場では1年生から3年生の34人が作業。3年生の平林雄介君は、「地味な作業で続けるのが大変だけれど、天気が良くて気持ちよく作業ができた」と、笑顔を見せた。
 引率の黒岩理恵子教諭は、「地域の特産であるリンゴ栽培の作業にかかわることを通して、農業への理解を深めること、縦割り班活動を通じて自治の力を高め、学年に応じた役割を果たし、共生や思いやりの心を育てるとともに、将来の進路決定に向けて視野を広げてほしい」と、学習の狙いを話し、生徒と一緒になって作業を行っていた。

2012年5月16日(水)付