貴重生物の保護意識高める 「ギフチョウ」「ヒメギフチョウ」観察 白馬村教委
 白馬村教育委員会はこのほど、村指定天然記念物の「ギフチョウ」と「ヒメギフチョウ」の観察会を同村沢渡の貞麟寺で開いた。村内外から多数が参加して、貴重な生物への保護意識を高めた。
 同村の保護監視員の小山秀代さんが講師を務めた。同寺にはギフチョウが好むカタクリの群生地があり、住職らがギフチョウとカタクリの織り成す生態系を保全する活動を展開している。当日はあいにくの悪天候でチョウが舞い飛ぶ姿を確認することができなかったため、パネルを使った説明や食草の確認が行われた。
 小山さんは生物学的にも貴重で、同村が捕獲を禁止して里山の環境保全を行っている取り組みや、悪質な捕獲への対策・啓発活動について説明。参加者は熱心に聞き入っていた。
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5月の一覧
大町新堰発電所の運転開始 東京電力 年間610万`h関東方面へ
 東京電力は15日、大町市の籠川から流れる農業用水路を利用した小水力発電施設「大町新堰(せぎ)発電所」の運転を開始した。再生可能エネルギーを用いて発電時の温暖化ガス排出量を削減する施設として、地球温暖化防止に貢献する。
 同社で164か所目の水力発電所で、農業用水路の活用は神奈川県の福沢第一・第二発電所以来81年ぶり。既存用水路を用いることで川の水量を減らさずに発電できるメリットがある。
当初、稼働開始は6月の予定だったが工期をやりくりし、運転開始を夏の電力需要のピーク時に間に合わせた。同社松本電力所の地域・環境グループでは、「水力発電の施設として規模は小さいが、夏場の電力需要が厳しい中、なるべく貢献したい」と話している。
巧みな朗読芝居堪能 白馬のホテルで鈴木さん公演
 白馬村八方和田野の森の「白馬リゾートホテル ラ・ネージュ東館」はこのほど、京都府の放送局・KBS京都のラジオパーソナリティー・鈴木美智子さんによる朗読公演を開いた。県内外から約50人が来場し、「朗読芝居の最高の到達点」と評される、巧みな話術を堪能した。
鈴木さんは大阪市出身。KBSのアナウンサーを経て、ドラマや司会、講演など多方面で活躍。アナウンサーや朗読福祉士を養成する「アナ・トーク学院」の院長も務め、朗読の普及や後進の育成に努めている。白馬の自然や人にほれ込み、同ホテルを利用したのが縁で公演に協力した。
小学生空手 全国で大活躍 松川の空寿会 福田、藤澤くん
 松川村などで教室を構える空寿会空手道場(荻澤充夫師範)の福田蓮くんと、藤澤然くんはこのほど、愛知県で開催された全国規模の「アディダス杯空手道選手権大会」で大活躍を見せた。
 福田くんは、中級上級者30人がエントリーした形1・2年男女混合の部トーナメントに出場。5戦全勝し、優勝を飾った。決勝では主審、副審の全員が福田くんの旗をあげる圧倒的な強さを見せた。「絶対に勝つという気持ちでのぞんだ。満足のいく形ができた」と振り返った。

2012年5月17日(木)付


地域ぐるみの子育て大切 白馬村 大北連合婦人会が研修

 大北連合婦人会(眞島宣子会長)は14日、県教育委員会の山口利幸教育長を講師に、「家庭教育のあり方研修」を白馬村保健福祉ふれあいセンターで開いた。会員や住民、学校関係者ら約40人が来場し、県内教育の先頭に立つ講師から、地域ぐるみの子育ての大切さを学んだ。