白馬高の魅力「環境」紹介 地元中学で出前授業
 白馬村の白馬高校は17日、白馬中学校の3年生約90人を対象に出前授業を開いた。来年卒業を控えた生徒に、地元の自然や高校の魅力を体感してもらおうと、地域の水資源や動植物を題材にした、白馬高ならではの授業「環境」を紹介した。
 出前授業では、「環境」を担当する理科教諭の小林敏春さんと非常勤講師の北原正宣さんが講演。清らかな水に生きる水生生物の調査やスノーシュー体験など、実体験を通じて自然環境の仕組みを学ぶ授業風景を、スクリーンに映像を映しながら解説した。
ジャガイモ植えで交流 小谷保育園児とお年寄り
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)年長組園児23人は15日、同村伊折地区で伊折農業生産組合のお年寄りたちとジャガイモ植えを体験し、異世代交流を深めた。農業の達人と一緒に農作業をしながら、子どもたちの地産地消への意識を高める同園の食育の一環。
 全員が種イモを手に一列になって畑へ並び、組合のお年寄りたちの指導で植えていった。豊作を願い「大きくなあれ」「おいしくなあれ」と声をかけながら、ていねいに土をかぶせた。
 植えたジャガイモは同組合が管理し、7月中旬ごろ園児とともに収穫作業を行う予定で、園児たちが作る「カレーパーティー」の材料や保育園の給食の食材として提供される。
道徳向き合い自ら思考を 池工 萱野准教授招き文化講演会
 池田町の池田工業高校(春原武彦校長)で17日、2012高校生のための文化講演会(財団法人一ツ橋文芸教育振興会・信濃毎日新聞社主催)が行われ、全校生307人が講演に聞き入った。
 講師は津田塾大学国際関係学科准教授の萱野稔人哲学博士で、「死刑を『哲学』してみると」を演題に約1時間講演した。
 萱野准教授(41)は哲学を、家族がなぜ存在するのかなど、答えを出すことが難しい問題に向き合い、考える学問だとしたうえで、「死刑制度をやむを得ないと考える日本人が2009年の内閣府の調査で85・6%。死刑を廃止すべきだとの答えは5・7%。片方では最も重要な道徳として『人を殺してはならない』という考え方があるが、場合によっては刑罰として権力によって殺人を犯してもよいと考える人が多いことになる」と指摘。
19、20日 北ア展望ウオーク 「かかし村」がお出迎え 池田町
 池田町を会場に19、20の2日間の日程で開催される「いけだまち北アルプス展望ウオーク」コース沿線の自治会や団体などでは、もてなしの準備が進んでいる。堀之内地区の田んぼ土手では、地区住民有志が「かかし村」の開村に向け作業を進めている。
堀之内地区は、稲穂の季節になると毎年、人間そっくりのかかしが並ぶと話題の場所。今回は、ウオーキングイベントを盛り上げようと一足早いかかし村登場となる。
 かかし村の村長を務める松澤範明さんは、自宅倉庫からお手製のかかしを運び出し、コース脇の土手に飾りつけた。「かわいがっているかかしが雨にぬれなければいいんですがね」と冗談交じりに笑みを浮かべ晴天とウオーキングイベントの成功を願った。
ヒトリシズカ花開く 大町の鷹狩山展望公園
 大町市の鷹狩山(1164b)西斜面の展望公園で、春の花々が次々と咲き始めた。
 先ごろ鷹狩山の自然を紹介するパンフレット「絶景!北アルプスの大パノラマ 鷹狩山展望公園」を完成させた大町市のボランティアグループ「鷹狩山に展望公園を作る会」(野村透会長・会員80人)が整備を進めてきた努力が実を結んでいる。
 今、「落ち葉の小道」や野外植物園では、シュンランやイカリソウとともにヒトリシズカが咲き始め、人々の目を楽しませてくれる。
カーブミラー磨きに汗 北ア広域北部消防署 親和会が環境整備ボラ

 北アルプス広域北部消防署の署員でつくる同署親和会は16日、環境整備ボランティアを管内白馬・小谷両村で行った。地域の協力に対する感謝を込めて、事故防止に役立てようと、有志10人ほどが沿道のカーブミラー磨きに汗を流した。
 同会は署員の親睦と福利厚生を目的に活動し、同署周辺の清掃活動などを続けている。署員たちは交通の要所を中心に設置場所をまわり、手にしたブラシでミラーを磨いた。
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5月の一覧

2012年5月19日(土)付