大町の魅力発信に期待 仁科亜季子さん観光大使第1号
 大町市は20日、著名人などが市の魅力を発信する新制度「信濃大町観光大使」の第1号に、大町市とゆかりを持つ女優の仁科亜季子さん(59)を任命した。 仁科さんは映画やドラマ、子宮頸(けい)がん啓発CMなどで知られる女優。430年ほど昔の天正年間のころに地域を治めていた戦国武将「仁科五郎盛信」の子孫とされる。父親の歌舞伎役者・10代目岩井半四郎は昭和51年の市文化会館のこけら落としで「翁千歳三番叟(さんばそう)」を演じるなど、一族で市との縁が深い。
東京出身だが、大町とのかかわりは子どものころから両親から聞かされていたという。木崎湖畔の仁科神社や仁科三湖を何度も訪れていたといい、湖の景色や仁科という名に親近感がわくそうだ。
仁科さんは「ふるさとってこういうところだと思います。きれいな空気や水、山など、自然の豊かさを発信したい」と抱負を話した。
観光大使は、市にゆかりのある著名人などを任命し、市の魅力発信を託そうと本年度創設。4月に要綱をまとめ、仁科さんが初めての委嘱となる。任期は2年間。
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5月の一覧
愛好者 碁盤はさみ交流 大町市でアルプス囲碁村まつり
  「第12回アルプス囲碁村まつり」(大町市・アルプス囲碁村推進協議会主催、大糸タイムスなど後援)は19、20の両日、大町市内で開催された。北アルプスふもとの「囲碁のまち」に全国から愛好者が集い、碁盤をはさみ交流を深めた。
 初日は前夜祭として、プロ棋士による指導碁や自由対局、懇親会が大町温泉郷黒部観光ホテルで開かれた。指導碁では24世本因坊秀芳らプロ棋士が、数人を相手に同時に対局する多面打ちを披露。プロならではの思考の速さで石を打ち、来場者はその腕前にうなっていた。
神秘的天体ショーに歓声 各地で「金環日食」
 太陽の中心部が月に隠される「金環日食」が日本列島各地で観測された21日朝、記念すべき瞬間を見ようと、各地で観察会が行われた。日本で金環日食が見られるのは25年ぶりで、神秘的な天体ショーに歓声があがった。
日本列島の広範囲にわたって金環日食が観測されたのは932年ぶりで、次に日本全体で金環日食が見られるのは2312年。大北地域では金環にならないものの、快晴に恵まれ、午前6時20分ころから太陽が欠け始め、7時34分ころに最大の部分日食が見られた。
森林コース駆け抜ける 松川馬羅尾クロカン大会
 松川村公民館は20日、第7回馬羅尾高原クロスカントリー大会を村馬羅尾高原運動広場で開いた。約30人の選手が上り下りの激しい森林のなかのコースを駆け抜けた。
種目は、高校生、40歳以上、60歳以上男子が5560b、高校生、35歳以上、50歳以上女子、中学生男子、女子が3240b、小学生男子、女子が2080bで競った。同大会は秋の大北縦断駅伝大会の予選会も兼ねている。
選手らは、普段走ることの少ない山道のコースを、自分のペースを保って走行。応援に訪れた家族や友人から声援も受けながら力を振り絞って駆け抜ける姿が見られた。
チョウ守るパトロール 白馬教委 捕獲禁止呼びかけ

 白馬村教育委員会は19日、白馬村の天然記念物に指定されている、ギフチョウとヒメギフチョウの生息域を守るための「保護監視パトロール」を生息地一帯で実施した。 
 村の保護監視員、村職員ら多数が参加して、チョウの食草となるミヤマアオイやウスバサイシンが群生している場所でパトロールを行い、生態保護や捕獲禁止を呼びかけた。
池田町で県下弓道大会 「伝統大切に」200人腕競う
 第49回池田町弓道場開設記念県下弓道大会(池田町体育協会主催・伊藤次夫会長)は20日、池田町総合体育館弓道場で開かれた。県内各地から高校生や社会人約200人が弓道の腕を競った。
種目は近的で、個人戦は前半、後半の4射ずつの合計8射、団体戦は3人1組で後半4射の成績で競った。
仲間たちが応援する熱い視線や集中力で道場に緊迫した空気が立ち込めるなか、選手たちは1射ごと集中して的に打ち込んだ。的の真ん中に矢が当たると、会場からは大きな歓声があがっていた。

2012年5月22日(火)付