白馬とスキーの関わり学ぶ 南小4年生 総合資料館を見学 白馬村の白馬南小学校の4年生21人はこのほど、八方の山とスキーの総合資料館を訪れ、社会見学を行った。スキーの盛んな白馬をふるさとに持つ子どもたちに、ふるさとの歴史やスポーツ文化について学びを深めてもらうのを目的とする総合学習の一環。同資料館運営委員長の三枝兼径さんの講義と、運営委員の案内で館内施設を見学し、日本や白馬のスキーとの関わりを学んだ。 三枝さんは新潟県上越市高田に日本で初めてスキーが伝わった1911年の2年後、同校の前身である、旧神城村の神城尋常高等小学校の校長だった、丸山新一郎氏が同校児童にスキーを紹介したことを説明。 軍事目的でなく、誰もが楽しめる冬のスポーツとして普及し、五輪の開催地まで発展した白馬のスキーの成り立ちと、先人の偉業をたたえた。「皆さんが学ぶ白馬南小が白馬のスキー発祥の地であることに誇りを持って」と児童に呼びかけた。 |
色鮮やか アヤメ、ツツジ 大町 農具川で見ごろ 大町市を流れる農具川沿いに植栽されているアヤメやツツジが見ごろを迎えた。紫や黄、オレンジなど花の鮮やかな色彩が、川のせせらぎや整然と並ぶ水田の早苗、北アルプスと調和し、見事な景観を作り出している。連日、多くの市民や観光客らが訪れ、写真撮影やスケッチなど楽しむ姿が見られる。 アヤメとツツジは、農具川環境美化委員会が中心となり10年以上前から植栽や管理を続けてきた。現在では、神栄町から三日町までの農具川両岸約3`にわたりアヤメ1万株、ツツジ8種1500本が花を咲かせる。 |
2012年5月31日(木)付
「氷雪熟成酒」掘り出し 小谷村栂池高原 松本の醸造元 過去最多2300本 小谷村の栂池高原スキー場でこのほど、松本市島立の酒醸造元「大信州酒造」(田中隆一社長)が、小谷杜氏の仕込んだ日本酒を雪に埋めて熟成させた「氷雪熟成酒・栂の森」の掘り出し作業が行われた。 豪雪地の小谷の自然の力を借り、全国的にも高い水準にある「小谷杜氏」が、伝統と風土に育まれた新たな酒文化を醸そうと毎年仕込んでいる。ことしは720_g瓶で2300本分という過去最多の本数を、栂池高原の上部標高約1600bの雪の中に貯蔵した。 今冬は雪が多かったが、5月下旬に入ると一気に雪どけが進み、埋設したゲレンデもすっかり春の様相。それでも酒の埋めてある雪室周辺はすっぽりと雪に覆われ、蔵人らは苦労して掘り出し作業を行った。 |
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次世代に森や緑を 大北植樹祭 松川村で 大北の自然豊かな郷土づくりに取り組む、大北地区植樹祭は30日、松川村の馬羅尾高原で開いた。次世代に森や緑を残していこうと、みどりの少年団に所属する大北地区の小学生や一般参加者など450人が、緑豊かな未来のためコナラやクリ、ブナなどの広葉樹苗木約1500本を植栽した=写真。 植樹祭は、森林の役割や保全の必要性などを学び、森林の大切さを改めて認識し、緑豊かな環境づくりに取り組んでいこうと、毎年大北各地で行っている。ことしは「ひろげよう 大地うるおす 植樹の輪」をテーマに、開催した。 参加した子どもたちは、腐葉土でふかふかした土を掘り返し、1bほどの苗木を丁寧に植樹。友達同士で「良い木が育ちますように」と植えつけていた。 |
合計年齢227歳 関東の3人組 徒歩で塩の道120`挑戦 「歩くのはやめられない。道中は苦しくても、達成した時の快感は、何物にも代えがたい」。関東地方に住む高齢者の男性3人は合計年齢227歳。28日から3泊4日をかけて、糸魚川市から松本市まで約120`を徒歩で挑戦している。 3人は埼玉県の塩田忠市さん(71)、東京都の服部三郎さん(74)、神奈川県の久木園大作さん(82)のウオーキング仲間。いずれも100`以上を歩くイベントへの参加や、ラリー大会への出場を続ける健脚ぞろいだ。 |
激励の声励みに作業 鷹狩山に展望公園を作る会 大町市のボランティアグループ「鷹狩山に展望公園を作る会」(野村透会長・会員80人)は26日、鷹狩山(1164b)西斜面の同公園の手入れを行った。 チゴユリやフデリンドウが群落を作り、ヒトリシズカやバイカイカリソウが見ごろを迎えた園内で、折れた枝や落ち葉の片づけ、草取り、支柱立て、客土などを行った。 展望台入り口に置かれたノートには「夫婦(50代)で来ました。車両で気軽に景観を見られるポイントとして地元の方のHPで知りました。山岳博物館とセットになれば無敵の名所になるのではないでしょうか」「山梨より早朝4時に山頂着。朝焼けの北アルプスの素晴らしさは…、声が出ません!!」などの感想や、ボランティア活動への感謝と激励の声もあり、会員の励みになっている。 |