山菜採りのマナー伝授 小谷村観光連盟がツアー初企画
 小谷村観光連盟はこのほど、初企画の山菜採りツアー「山菜案内人と行く信州・小谷」を始めた。同村は山菜が豊かな里として知られている。大半が共有地・私有地で、山菜を地域の共有財産として、生活の糧として山菜を採取し、里山の管理・保全を行ってきた。
住民以外には入山を禁止する「止山(とめやま」としていたが、近年は無断で入山し、勝手に山菜を採る悪質なケースが目立つことから、期間限定の条件付きで共有林野を開放し、山菜採りのマナーを伝えながら観光振興に生かそうと企画した。初回は県内外から20人余の参加者が、案内人同伴によるワラビ狩りを楽しんだ。
地元小学生 森林駆け抜ける 白馬きこりの道トレイルラン
 白馬村峰方の「白馬きこりの道」を会場にこのほど、子どもたちを対象とした「第2回白馬きこりの道トレイルランニングJr.Cup」が開かれた。地元の小学生が多数エントリー。眺望の良い森林コースでさわやかな汗を流した。
 トレイルランは山や大自然の登山道や林道(トレイル)を走る、マラソンと登山の要素を併せ持つスポーツ。同大会は子どもたちにスポーツの面白さと白馬の里山の魅力を体感してもらおうと昨年から開かれている。
 大会は小学低学年1・5`、高学年4`のコースを設定して実施した。昨年は地元参加がほとんどだったが、ことしは口コミなどで人気が広がり、塩尻市や近隣市町村からの参加者も多くあった。
県大会で3部門優勝 大北・安曇野の對山館剣道少年団
 佐久市でこのほど開かれた第38回県少年剣道錬成大会で、大北・安曇野の小中学生を中心に活動する「對山館剣道少年団(渡邉亮次代表)」が活躍した。
同大会には、県内各地から24チーム約150人が参加し、全国大会への出場権獲得を目指して熱戦を繰り広げた。對山館は、小学生団体の部で6年ぶり6回目優勝、中学生団体の部は準優勝した。中学生個人の部では、堀内雅敏選手(大町第一中3年)が優勝、中学生女子個人の部では、太田三保子選手(小谷中3年)が優勝と、全国大会への出場権を獲得した。
心を一つに地域結束 白馬村スポーツ祭 5種目で熱戦

 白馬村で3日、「第52回白馬村スポーツ祭」(白馬村・村教育委員会主催)が開かれた。ソフトボール、マレットゴルフ(競技制とオープン参加)、ゲートボール、ミニバレーの5種目で111チームを構成。各地区から約1000人が参加して、さわやかな汗を流した。
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6月の一覧
プルトップ集め車いす 中電兼検集労組 大町社協に寄贈
 中部電力検針集金労働組合長野地方本部女性委員会は5月31日、空き缶のプルトップを集めて購入した車いすを大町市社会福祉協議会に寄贈した。
同委員会は検針業務に取り組む県内約250人、大町分会は13人で活動。ボラ活動として、平成6年から、「資源回収で地球環境を守ろう」を合言葉とする「COCOちゃん運動」を展開し、プルトップを集めた資金で2年に1度、県内4地区の福祉施設に物品を贈ってきた。今回は中信ブロックで、大町市社協のデイサービスこすもすに車いすを贈る。
夏山安全祈る 針ノ木岳慎太郎祭に200人
 夏山シーズンの訪れを告げる、第55回針ノ木岳慎太郎祭は3日、北アルプス針ノ木岳(2821b)で開いた。県内外から登山愛好家ら約200人が参加。標高1800bの大雪渓で夏山の安全を祈願した。
 祭典では、玉串をささげ雪山賛歌の斉唱などで開山を祝った。大町山岳会長で大会長の西沢泰夫さんは「1か月前に悲惨な遭難事故が起きた。過信せず、十分な装備で登山してほしい。登り4割、下り5割、自宅まで1割の力配分で山を楽しんでください」とあいさつした。
同日は雨天も心配されたが、午前中は肌寒いながらも大きくは崩れず、雪渓の上部には針ノ木峠の稜線(りょうせん)も見えた。峠では登山者たちが、雲の晴れ間からのぞく一瞬の山景色を楽しんでいた。
記念登山には、最近の「山ガール」ブームなどを反映し、最新の登山ルックに身を包んだ若者の姿も見られた。

2012年6月5日(火)付