2012年６月６日付

広域統制　有事に備え　大北消防協会が合同訓練
　大北地域５市町村の消防団でつくる大北消防協会（協会長＝伊藤浩幸・小谷村消防団長）は３日、合同訓練を大町市運動公園で開いた。約４００人の団員が専門家から学び、緊急時に統制のとれた動きができるよう共に訓練した。
厳しい規律訓練は、災害時に同一の命令系統で迅速安全に一丸となって行動するために行う。団員たちは、県消防学校の教員を講師に、消防に共通する敬礼や行進などの動きを学び、規律正しい行動を身に付けた。放水や救護、ラッパの訓練も行った。
大北地域の各消防団は、昨年の池田町の林野火災では松川村の消防団が応援に入るなど、大規模な火災時などに近隣からの応援体制を敷く。合同訓練には、団を超えて統制のとれた消防活動を行えるようにするねらいがある。

天然記念物「チョウ」学ぶ　白馬北小３年が企画展見学
　白馬村の白馬北小学校３年生児童はこのほど、社会科の授業の一環で八方の「ギャラリー八方ぶらんしぇ」を訪れた。村の天然記念物に指定されているギフチョウ・ヒメギフチョウを紹介する、同施設の企画展を見学した。
　同施設を運営する千葉修一さん・和代さん夫妻が、ギフチョウ・ヒメギフチョウについて説明。子どもたちの住む白馬村に、貴重なチョウが生息していること、自然環境を保全しながら保護活動に取り組んでいく大切さについて話した。

ニセアカシア甘い香り　池田陸郷で白い花満開
　池田町陸郷の一帯で、「ニセアカシア」の白い花が満開を迎えている。渓谷一帯に花の甘い香りを漂わせ、訪れる人を五感で楽しませている。
ニセアカシアは、陸郷、生坂村、安曇野市にまたがり、一円に広がる。ことしは「当たり年」で、花芽が良くついたといい、山肌や道路沿いに白い房のように咲く花を見ることができる。
地形が谷間になっているため香りがたまりやすく、周辺のどこを歩いても甘い香りを感じることができる。今週末までが見ごろになるとみられる。

マリンバ奏でる童謡堪能　池田てるてる坊主の館　開館30周年コンサート
　池田町の浅原六朗文学記念館（てるてる坊主の館）がことし開館30周年を迎え、２日、開館記念のマリンバコンサートが同館で行われた。約70人が来場し、からかさをかたどった屋根に反響して館内に響く、透明なマリンバの音で奏でられる童謡「てるてる坊主」などに聞き入った。
　同記念館は池田町出身の作家・浅原六朗の功績をたたえて、昭和57年６月１日にしゅん工。浅原の蔵書や日記、句集など資料を展示し、歴史を伝えている。これまでに７万人余が館を訪れ、浅原やてるてる坊主に親しんでいる。

子どもと親同士交流の場　小谷公民館と福祉課が教室
　小谷村公民館と住民福祉課はこのほど、小さな子どもを持つ保護者の交流の場「おひさま教室」を開いた。役場近くにある陶芸工房「桜満（ろまん）工房」で、子どもたちの成長の証しとなる手形・足形を陶板の焼き物にする作品作りを体験した。
　用意された陶板に、子どもの手足を添え、ギューッとこん身の力で押してかたどった。元気の良い子どもたちのパワーになかなか思うような形が取れず、悪戦苦闘。「思ったより難しい」と、何度も陶土を練り直しながら取り組んでいた。

新緑のなか快音響く　本社杯マレット松川村で
　松川村マレットゴルフこまくさ会（三村範一会長）の毎年恒例の大会・第14回大糸タイムス杯マレットゴルフ大会は５日、同村馬羅尾高原マレットゴルフ場で開いた。マレットゴルフを愛好する村民約60人が参加し、健康増進や親交を深めながら、新緑のなかに快音を響かせた。
参加者は、「せせらぎ」コースの18ホール、「ふれあい」コースの18ホールの計36ホール、パー１４４で競った。自然豊かで爽やかなコースで、ゆったりした雰囲気を楽しみながらも真剣にホールにねらいを定めていた。
同大会で平成18年いらい、６年ぶり２度目の優勝を果たした柏原鎮雄さんは「調子も良くリラックスして試合に臨めた。ホールインワンを出すこともできたし、優勝できてうれしい」と話した。