蜜蝋で美と健康を 小谷観光振興の武器に 小谷村役場特産推進室は6日、奉納温泉を会場に女性限定の初企画「蜜蝋(みつろう)クリーム作りワークショップ」を開いた。蜜蝋は働きバチが巣作りをするとき、腹部から分泌するワックス状のもの。奉納温泉では昔から養蜂が盛んで、上質なはちみつや副産物の蜜蝋は地域資源として高い人気を集めている。 同温泉のファンというつながりで知り合った推進室の地域おこし協力隊員と、蜜蝋に詳しい大町市在住の村上とも子さんが「温泉の癒やしの魅力に、蜜蝋クリーム作りという、美と健康を意識した要素が加われば観光振興の新たな武器になる」と発案・企画した。 蜜蝋は非常に高い保湿・軟化作用があり、化粧品の原料やろうそくなど、さまざまな用途に活用されている。今回は奉納温泉の蜜蝋と地元産の熊の脂、各種ハーブ類、湯の花、麻炭など、すべて天然素材を使って、体に優しい健康クリームを作った。 |
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ピンク色の花満開 池田町 勝野さんのレンゲ田 池田町5丁目の勝野修一さんが無農薬栽培の稲作に取り組んでいるレンゲ田のレンゲの花が満開を迎え、ピンク色のかわいらしい花を見せている。ことしは天候なども良く、レンゲの花が水田一面に広がった。ミツバチも飛び交い、自然の豊かさを見ることができる。 勝野さんの農業歴は約14年。自身が病を患った際にご飯があまり食べられず、少量でも栄養のあるものを自ら作っていこうと無農薬、有機栽培に取り組み始めた。レンゲ田が、土壌の栄養となる窒素分が多く、環境保全もできることなどから注目し、昨年から1・5fの田をレンゲ田として起こしている。 レンゲ田への田植えは通常より遅くなるため、苗を葉が5〜6枚ついた「成苗」まで育てて植える。10日ころに田起こしし、通常よりやや遅い収穫となるという。 |
青空のもと元気な歓声 小谷保育園こいのぼり運動会 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児63人)で4日、1か月遅れの端午の節句にちなんだ「こいのぼり運動会」が開かれた。新年度が始まり、新しい仲間との新生活に慣れてきた園児が、全員で体を動かして集団競技を楽しみ、青空のもとで交流した=写真。 玉入れやかけっこ、障害物競走などを実施。個人種目から団体種目まで全力で取り組み、存分に体を動かす楽しさを体感した。自分が出場しないときには友だちを力いっぱい応援し、園庭には元気な歓声が響き渡った。 運動会のあとは、同園の食育の一環として、地域食材を使った「こいのぼり給食」が提供され、各家庭の愛情いっぱいの手作りおにぎりを味わいながら疲れを癒やした。 |
昔ながらの田植え体験 松川小3年生 食育学ぶ 松川村の農業委員会などが食育をすすめる「安曇野松川農業小学校」で6日、松川小学校3年生児童による田植えが行われた。農業小学校水田のことし最初の行事で、児童102人が手植えで昔ながらの田植えを体験した。 同校の米づくりを通して、食育を学ぶ取り組みとして7年目を迎える。アイガモ農法などを用いて、低農薬栽培でもち米やコシヒカリの米づくりを学ぶ。育てた米は秋に収穫し、海外への支援米や学校での授業、行事などに利用する。 |
昔ながらの手作りみそ 白馬村公民館で生涯学習講座 白馬村公民館の生涯学習公開講座「はくば塾」がこのほど開講した。初回は「実践編」と題し、同村で農家民宿を営む女性らでつくる「白馬村味噌(みそ)漬物生産組合」の組合員の指導で、3日間かけて昔ながらの手作りみその造り方を学んだ。 神城多目的集会施設内の味噌漬物加工所で、地場産の大豆を使い、水につけ、機械でゆでてつぶしてみそ玉を作り、こうじや塩と混ぜて仕込む工程をひとつずつ体験した。 こうじもすべて手作り。こうじの出来具合がみその味を大きく左右するとあって、受講者は真剣そのもの。「手間をかけるとかけた分だけおいしさにつながる気がする」と話し、協力し合って作業に励んだ。 今後は各家庭に持ち帰り、自分だけの「手前みそ」に仕上げる。受講生は秋の完成に期待をふくらませていた。 |
大町北高女子サッカー部 県大会制し初の全国へ 大町市の大町北高校女子サッカー部はこのほど、高校総体女子サッカーの長野県大会に優勝し、8月のインターハイ出場を決めた。女子サッカーが初めて正式種目となる地元長野県で開かれる大会へ、県1位の看板を掲げ出場する。地元の「なでしこ」たちの活躍に、地域の期待も高まっている。 インターハイは8月1〜4日に大町市運動公園などで開催。地元開催県のため、優勝チームが県代表として出場権を得た。2位の諏訪二葉は北信越ブロック大会へ出場する。 |
2012年6月8日(金)付