2012年６月12日付

小谷の坂　自転車で疾走　つがいけクラシックにぎわう
　小谷村の栂池高原から自然園まで自転車で疾走するヒルクライムレース「つがいけサイクルクラシック２０１２」が９、10の両日開かれた。全日本クラスの実業団選手や一般参加の中学生から70代まで、昨年を大幅に上回る１０５８人のロードレーサーがエントリー。日本三大ヒルクライムレースの一つに数えられる、標高差１２００㍍、最大勾配10・１％、平均勾配７・０％、全長17㌔の連続登りの過酷なレースに挑んだ。

清掃で地域に恩返し　八坂中学生がボランティア

　大町市立八坂中学校（小口伸校長）の全校生徒41人と引率教員８人が７日、県道のガードレール清掃ボランティア活動を行った。県大町建設事務所や八坂支所、協力を申し出た八坂地区の建設業関係者11人も加わり、主要地方道大町麻績インター千曲線と県道舟場矢下線の約５・５㌔のガードレールをタオルで手ふきし、清掃した。

毘沙門天像地元に帰る　池田町広津　２年ぶり法要
　池田町広津栂ノ尾地区で10日、県宝・木造毘沙門天（びしゃもんてん）立像の法要が営まれた。盗難被害から発見、地元への返還を経て、２年ぶりの伝統行事の開催を、出席した町関係者約30人が喜びあった。
　仏堂は被害発生後、県と町からの補助金で鍵の数を増やした二重の扉と、防犯センサーが設置され、盗難対策が強化された。例年５月、周辺に咲くヤマザクラの花弁が舞うなかで法要が行われているが、ことしは１か月遅れの開催となった。

新緑のトレイル楽しむ　白馬きこりの道カップ
　白馬村のグリーンスポーツの森を起点に10日、「第２回白馬きこりの道トレイルランニングＣＵＰ」が開かれた。トレイルランは山や大自然の登山道や林道（トレイル）を走る、マラソンと登山の要素を併せ持つスポーツ。
　白馬村や県外のトレイルラン愛好家でつくるＭｔ．ｏｎｔｒａｉｌｃｌｕｂらが企画。白馬の美しいロケーションで走る楽しさを多くの人に知ってもらい、「ラン」を夏のスポーツ文化として定着させようと、昨年から実施している。

不戦の誓い新たに　大北・九条の会　石川さん講演会

　大北・九条の会は10日、結成７周年を記念し、沖縄出身のカメラマン・石川文洋さんを招いた講演会（大糸タイムス社後援）を、大町市の大町公民館分室で開いた。来場した約１７０人が戦場の風景を切り取った写真から悲惨さを学び、不戦の誓いを新たにした。

大糸タイムス社主催
第28回わが家の笑顔・家族の似顔絵コンクール
入賞24人力作たたえる
　大糸タイムス社主催「第28回わが家の笑顔・家族の似顔絵コンクール」の表彰式が10日、フレンド・プラザ大町で行われた。特選の松葉理恩ちゃん（10）、原侑愛ちゃん（６）、宮田桜太朗くん（５）ら上位入賞者24人に表彰状を贈り、家族の特徴をとらえた個性豊かな力作をたたえた。
　過去最多の２６６７点の応募があったことしのコンクール。幼稚園・保育園、小学校低学年、高学年の各部でそれぞれ特選１点、準特選２点、佳作５点、入選30点を選んだ。
　入選作品の展示は大北４会場を巡回する。
８～18日までデリシア大町駅前店、20～28日までザ・ビッグ信州池田店、30～７月９日までＡコープ白馬店ハピア、11～19日まで松川村すずの音ホール。