英霊悼み平和へ思い新た 白馬村 護国神社で慰霊祭
 白馬村護国神社崇敬者会(松澤利八会長)は9日、同神社で平成24年度例大祭を行った。遺族や村関係者など多数が参列し、玉串をささげて戦没者の御霊を悼み、平和への思いを新たにした。
 同神社は昭和17年に旧北城村出身の英霊を祭るために創建。昭和31年に神城村と北城村が合併し白馬村となった際、旧神城村の英霊も合祀(ごうし)し、216柱の戦没者を祭っている。
グリーンシーズン到来 大町市木崎湖 湖面開き
 大町市の木崎湖で10日、湖面開き(大町市イベント実行委員会主催)が行われた。県内外から100人を超える家族連れが参加し、地引き網やモーターボートで湖上をかける水上トレッキングなど楽しみ、北アルプス山麓の大自然を満喫、大北にもグリーンシーズンが到来した。
 当日は厚い雲に覆われ、肌寒い天候となったが、子どもたちの元気な声が湖畔に響き渡った。
 地引き網では、力いっぱいに網を手繰り寄せる姿。大漁とは言えなかったが網にかかった40aを超えるブラックバスなどに興味が集まっていた。子どもたちは魚を抱え、満足げな表情を浮かべていた。
季節の香りで癒やし 大町市 上原の湯で菖蒲湯
 大町市の温泉入浴施設「コミュニティセンター上原(わっぱら)の湯」は9日から3日間、「菖蒲(しょうぶ)湯」を行った。
 市内の農家から譲り受けたショウブを湯船に浮かべることで、その薬効から神経の緊張をほぐして血行を良くし、体を温めるので、神経痛、リューマチによく効くとされる。
 ショウブは昔から病を払う薬草と考えられ、中国では6世紀ごろから長寿や健康を願って用いられていたという。
 大北地域では新暦の端午の節句にはショウブの生長が間に合わず、旧暦のこの時期に行っている。
世界屈指のダム堪能 立山黒部アルペンルート 国際会議スタディツアー
 大町市が長野県側の玄関口となる観光ルートである立山黒部アルペンルートで11日、世界各国の権威ある研究者や技術者などダム関係者が集う国際大ダム会議スタディツアーが初めて開催された。約30人が参加し、ダム構造などについての活発な議論を交わした。大町のご当地グルメとして定着している「黒部ダムカレー」の味にも触れ、食の面からも、世紀の大工事とされる世界屈指の黒部ダムを堪能した。
 同ツアーは、国内で初開催となった国際大ダム会議第80回年次例会及び第24回大会の一環で行われた。富山県側から黒部ダム入りした一行は、関西電力北陸支社の技術士らとダム周辺を見学し、建設経過や構造などについて興味を示していた。
運動会で異世代交流 白馬村の白嶺 しろうま園児と

 白馬村の特別養護老人ホーム白嶺(川上明子所長)でこのほど、恒例の春の運動会が開かれた。入所者のお年寄りたちが紅白に分かれ、招待したしろうま保育園の年長園児と一緒に競技をして異世代交流を深めながら、楽しいひとときを過ごした。
5チームで優勝争う 小谷ナイターソフト開幕
 小谷村の第32回小谷ナイターソフトボールリーグはこのほど、開幕した。ことしは昨シーズンから1チーム減って5チーム選手82人が登録、前期・後期リーグそれぞれで優勝を目指して、熱戦を繰り広げる。
小谷中学校グラウンドで開かれた開幕式では、各チームの選手が整列し、村関係者が見守るなか、シーズン到来を祝った。七滝ライオンズの北川善樹選手が「日ごろの運動不足を解消し、けがの無いよう、正々堂々最後まで戦い抜くことを誓います」と選手宣誓した。
大会は前期リーグが6月いっぱい、後期が8月以降に開催される。各リーグそれぞれ、出場チームが総当たり1回戦で勝率を競う。
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6月の一覧

2012年6月13日(水)付