スポーツで地域元気に 白馬で基調講演とシンポ

 白馬村のウイング21を会場にこのほど、日本体育・スポーツ政策学会、松本大学主催のスポーツセミナーが開かれた。「総合型地域スポーツクラブで白馬・大北地域を元気に!」をテーマに、基調講演とシンポジウムで、活力ある地域づくりの視点からとらえた、スポーツの果たす役割とありかたを考えた。
60回節目はつらつプレー 小谷村ゲートボール大会
 小谷村の観光交流センター・やまつばきでこのほど、「第60回小谷村ゲートボール大会」(小谷村体協・村公民館主催)が開かれた。ゲートボール協会に所属する愛好家の体力づくりと健康増進をはかり、相互の親ぼくと連帯感を深めようと、毎年春と秋に実施している歴史ある大会。今回で60回の節目を迎えた。記念すべき大会の優勝めざし、6チームがリーグ戦とトーナメント戦ではつらつとしたプレーを繰り広げた。
 参加者は日ごろの練習成果を存分に発揮して熱戦を繰り広げた。第1ゲートは楽々通過し、戦略を立てながら集中力と技術力を駆使して競技に熱中。頭脳と体力に加え、運や勢いも必要とあって、手に汗握る接戦が続いた。強固なチームワークが発揮され、地域の絆も一段と強まったようすだった。
ぐるったネット ハチク料理に舌鼓 タケノコ採り体験会

 大町市のNPO法人ぐるったネットワーク大町(佐藤悟会長)は10日、同市八坂横瀬のハチクの竹林でタケノコ採り体験会を開き、八坂運動場の「いこいの館」で採りたてのハチクの汁物や炊き込みご飯、網焼きなどに舌鼓を打った。
 竹林の持ち主の北澤豊繁さんの案内で23人がタケノコ採りに入り、30aから1bを超えるハチクを倒すようにして採っては歓声を上げていた。
美麻の作家作品展示 米国・メンドシーノで
 大町市の姉妹都市の米国カリフォルニア州・メンドシーノで、美麻を中心としたクラフト作家の作品を展示する芸術交流展「大町MIASAメンドシーノ・アート&クラフトショー」が開かれた。交流の原点である芸術交流を通し、自然と創作に恵まれた両地域の魅力が引き立っている。
会場のアートセンターでは5月、両国のクラフト作家が集う芸術交流展を開催。大町・中信を中心とした12人の作家が出展。木工やトールペイント、書や陶芸、サンドアートやガラス工芸などの作品が並んだ。6月からは会場を隣町のフォートブラッグの「エッジギャラリー」に移し、展示が続いている。
出展した大町市近隣やゆかりの作家たち9人が米国を訪問。歓迎レセプションやホームステイなどを通じ、現地の作家たちと交流した。
大自然の中のびのび 大町市 黒沢高原で乳牛放牧
 大町市の黒沢高原で、乳牛の放牧が今年も始まった。子牛と妊娠中の牛28頭が、大町市と松川村の酪農家5軒から運ばれ、体重測定、駆虫薬を背中にかけられてから、広大な放牧地に放された=写真。
 約70fの牧草地にはイタリアンやオーチャードなど5種類の牧草が育てられ、大町市酪農組合(中條隆史組合長)が大町市から管理委託を受け、10月中旬まで放牧をしている。
 放牧は牛の食欲を増進し、体質を改善するとともに、酪農家の負担軽減になるだけでなく、雄大な自然の中での放牧風景は観光資源にもなっているという。
登山シーズン到来 小谷地蔵峠山開き
 小谷村の塩の道コースの一つ、地蔵峠の山開きが10日、行われた。同村の山を愛する友の会の主催。観光・山岳関係者や多数の山愛好家が参加して、安全祈願祭を行い、シーズン到来を祝った。
 同コースは塩の道街道の中でも険しい山道が続く健脚コースとして知られる。地蔵峠ではその名の由来ともなった地蔵菩薩が安置されている地蔵堂が一行を迎えた。昔の人の信仰の対象であったお堂に詣でてテープカットを行い、山の安全を願った。
 好天ならば峠から稗田山・平倉山・姫川渓谷が一望できる絶景が堪能できる。当日はあいにくの悪天候で参加者を残念がらせたものの、タケノコ汁の振る舞いや抽選会など、心温まるもてなしに、きつい行程の疲れを癒やす楽しい時間を過ごした。
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6月の一覧

2012年6月14日(木)付