戸隠信仰触れる 小谷村公民館が「里山紀行」

 小谷村公民館の成人教室の一つ「里山紀行」の第2回がこのほど開かれた。歴史文化に詳しい同村の田中省三さんの案内で、現地学習を中心に、身近な里山の歴史や文化にふれる人気の企画。今回は「地元学・岩戸山山ろくめぐり」と題し、戸隠信仰にまつわる白馬村青鬼集落から小谷村の梨平・滝の平集落を巡った。
花壇に夏の花定植 松川村 すずの音応援団がボラ
 松川村のすずの音ホールの公民館施設運営を支援する住民ボランティア「すずの音応援団」ガーデンクラブは17日、隣接するリンリンパーク内花壇に夏場の花を定植した。村内中学生が育てた花を、来園者が気持ちよく過ごしてもらえるよう整備した。
クラブ員15人が、松川中学校園芸部の生徒たちが育てたマリーゴールドやサルビア、コリウスなど約800鉢分を定植。季節の花々の緑で花壇を華やかにした。今後、クラブ員が水やりを行い管理していく。
ホタルの乱舞始まる 池田町クラフトパークで観察会
 池田町クラフトパーク内の水路でホタルが飛び始め、16日に観察会が開かれた。町民有志が環境を整備し年々増えつつあり、25日ころのピークには、安曇野の夜景をバックにゲンジボタルが乱舞しそうだ。
 同パークの水路は雨水などを水源に循環させているため、温度が一般の沢などより高めで、ホタルの生息環境に適している。16日も午後8時を過ぎるとホタル70匹ほどが舞い始め、緑の淡い光が闇に線を描いた。ピークには数百のホタルが舞う。
 水路は池田ホタルの会が、平成17年ころから小川に石灰石を入れたり、年2回の整備作業を行うなど、ホタル生息に適した環境づくりに取り組んできた。田中昌吉会長は「ここは暖かくホタルが早く出てくる。ことしもたくさん出ることを期待しています」と話していた。
遺した「所感」読み解く 池田町 上原良司を偲ぶ集い
 太平洋戦争末期に自由主義を標ぼうした池田町生まれの特攻隊員、上原良司の思想を後世に伝えようと活動する「上原良司の灯を守る会」(師岡昭二代表)は17日、「きけわだつみのこえ 上原良司を偲(しの)ぶ集い」を同町創造館で開いた。安曇野市穂高の地域史研究家・中島博昭氏を講師に、上原が生きた時代と彼が遺した「所感」を読み解いた。
大町で黒部の太陽再上映 カメラマン撮影秘話語る
 大町市の「くろよん50周年記念事業実行委員会」(実行委員長=松田邦正商議所副会頭)は17日、映画「黒部の太陽」の追加上映会を大町市文化会館で開いた。基調講演で、当時この映画を撮ったカメラマン・金宇満司氏が、懇意だった石原裕次郎の思い出や撮影秘話を話した。
 金宇氏は松本市出身で、同作品や栄光への5000`など、石原プロモーション作品のカメラマンとしてさまざまな作品を撮影。裕次郎の晩年は看病に専念するなど、公私とも深く関わった。
 黒部の太陽の撮影では、本物と同じ大きさのトンネルを造り、大出水のシーンでけがを負いながら迫力ある映像を撮影したことや、裕次郎が五社協定を乗り越えて作品を完成させたことなどに触れ、「古かった映画界を壊し、新しくした。命を懸けた建設を再現しようと撮った、うそでない本物を見てほしい」と呼び掛けた。
訓練の成果競い合う 白馬村 消防ポンプ操法大会
 白馬村消防団(丸山和之団長)は17日、平成24年度の消防ポンプ操法大会を同村岩岳スキー場駐車場で開いた。村内の3分団から選抜された精鋭たちが、小型ポンプ操法、ポンプ車操法、放水の3つの競技で日ごろの訓練の成果を競い合った。
 丸山団長は「貴重な時間を使って努力してきたプロセスは有事の際に生かされる。大会でも頑張って」と激励。選手を代表し北部分団Aチームの千國正和団員が「消防団精神にのっとり、日ごろ習得した技術をいかんなく発揮し、正々堂々と競技することを誓います」と力強い選手宣誓を行った。
 団員は厳正な規律と旺盛な士気のもと、的確で迅速な行動と機械操作を披露。連日連夜訓練してきた成果が発揮され、同団の士気の高揚と防災意識の向上に大きな刺激を与えた。
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6月の一覧

2012年6月19日(火)付